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「 おすすめの本 」の検索結果
  • 令和7年5月おすすめの本
    児童書こいのぼりセブン 「どうして水の中のこいが、こいのぼりになって空をとんでいるの?」 「こどもの日に、かしわもちやちまきを食べるのは、なんで?」そんなこどもの日に関する質問に、こいのぼりセブンが応えてくれます。子どもの日のことが楽しくわかる絵本です。 著 者:もとした いずみ/作    ふくだ いわお/絵出版社:世界文化ワンダークリエイト出版年:2021年03月所蔵館:高尾野館 中央館分 類:K E フ
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  • 令和7年4月おすすめの本
    一般書ショートケーキ。不動の人気を誇るいちごがのったショートケーキ。誰からも愛されるそのケーキをめぐる、甘くて少し酸っぱい5つの物語。甘いものを描いた作品に定評のある作者の短編連作です。読み終わったあなたは、ショートケーキを食べずにはいられない!? 著 者:坂木 司/著出版社:文藝春秋出版年:2022年04月所蔵館:中央館 高尾野館分 類:913.6 サ
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  • 令和7年3月おすすめの本
    児童書みかんきょうだいのたんけん 深夜、だれもいなくなったスーパーでは、みかんのきょうだいが大たんけん! きゅうくつな袋から飛び出し、スーパーの中をあちこち歩き回ります。かわいいみかんたちはもちろん、リアルな商品の絵に引き込まれる大人も楽しめる絵本です。著 者: ホソカワレイコ/作出版社:BL出版出版年:2022年12月所蔵館:中央館 高尾野館 野田館分 類:K E ホ
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  • 令和7年2月おすすめの本
    一般書憂鬱探偵 「そんなバカな・・・!」 タイトルと表紙で判断して読み始めると、驚愕の展開が待っています。 「靴下をよくなくす」「服が他人とかぶる」・・・どこか冴えない探偵が、日常の憂鬱な出来事の秘密をイヤイヤ暴くショート・ショート。 読後、なんとなく心が軽くなります。著 者:田丸 雅智/著出版社:ワニブックス出版年:2023年02月所蔵館:野田館分 類:913.6 タ
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  • 令和7年1月おすすめの本
    児童書神社のえほん 初詣のために、家族と神社にやってきたゆうた。これまでも特別なときに神社に来ていたことに気付くと、次々に疑問が湧いてきてー?神社の成り立ちや作法、行事などの様々な知識がぎゅっと詰まった絵本です。著 者:羽尻 利門/著出版社:あすなろ書房出版年:2022年03月所蔵館:高尾野館分 類:K E ハ
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  • 令和6年12月おすすめの本
    一般書夜に飲むリカバリースープ 不調を見逃さず、早めに体を回復させる 免疫力アップ、肩こり、疲れ目など、25の症状に効く75のスープレシピが紹介されています。病院に行くほどでもない、そんな微妙な体の不調を食事で改善してみませんか? 栄養面から考えられた、寒い冬にぴったりの1冊です。著 者:浜内 千波/著出版社:WAVE出版出版年:2020年09月所蔵館:高尾野館分 類:498.5 ハ
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  • 令和6年11月おすすめの本
    児童書しまさんとこねこねハンバーグ 伝説の家政婦、志麻さんのクッキング絵本です。やさしい絵と丁寧な作り方で、大人から子どもまで楽しめる絵本です。親子で読んで作ってみてはいかがでしょうか。著 者:タサン 志麻/著・文    くさば よしみ/著・文    くらはし れい/絵出版社:河出書房新社出版年:2023年04月所蔵館:中央館(BM)分 類:K E ク
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  • 令和6年10月おすすめの本
    一般書クウネル特別編集 私の人生を変えた本 読書好きの89人が推薦する、小説から漫画・絵本まで、233冊が紹介されています。1冊1冊にどのような思いがあるのかを知りながら、読書の秋に読んでみたくなる本が見つかりそうです。出版社:マガジンハウス出版年:2023年09月所蔵館:中央館分 類:BM(019.9 ワ)
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  • 令和6年9月おすすめの本
    児童書モノのできかた図鑑 身の回りにあるモノからちょっと遠い世界のモノまで、色々なモノのできかたを知ることができる本です。とても大きな高層ビル・飛行機・ロケット等は輪切りにして、中の様子を楽しく見ることができるようになっています。著 者:スティーブン・ビースティー/画 リチャード・プラット/文出版社:あすなろ書房出版年:2021年09月所蔵館:中央館分 類:K 033 ビ
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  • 令和6年8月おすすめの本
    一般書5000本以上を食べ歩いたプロソフトクリーマーが選んだいとしのソフトクリーム130 コンビニ・道の駅・観光地など全国各地で出会える個性的なソフトクリーム。5000本以上を食べ歩いた著者が選んだ厳選のソフトクリーム130本が紹介されています。 味や特徴もそれぞれで、推しソフトや贅沢ソフトなど、この本を読んでいつかは食べたい!味わいたい!と思えるソフトクリームに出会えるかもしれません。 暑い夏に是非!著 者:プロソフトクリーマー森川/著出版社:主婦と生活社出版年:2023年12月所蔵館:高尾野館分 類:596.6 プ
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  • 令和6年7月おすすめの本
    児童書このかべどうする?身長が消しゴムくらいのぼく。まっすぐ進むと決めたぼくの前に現れた、ノートよりも高い壁。ぼくは壁を越えるため、いろいろな方法を考えてみることに・・・。問題解決力や想像力を育むこともできる絵本です。 著 者:二歩/作・絵出版社:くもん出版出版年:2024年03月所蔵館:高尾野館分 類:K E ニ
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  • 令和6年6月おすすめの本
    一般書気象病ハンドブック 低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア じめじめの梅雨時期になると、体調が悪くなるという方、もしかして気象病かもしれません。 この本では、気象病がどのような病気なのかや、気象病とうまく付き合っていくにはどうしたら良いかが対話形式で分かりやすく解説されています。また、セルフケアも写真付きで紹介されているので読みやすく、すぐ実践できます。 読んだら少しラクになれる、気象病に悩む方のためのハンドブックです。著 者:久手堅 司/著出版社:誠文堂新光社出版年:2022年09月所蔵館:中央館分 類:498.4 ク
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  • 令和6年5月おすすめの本
    児童書ちいさな木 何年も同じところから動くことのなかった「ちいさな木」が、ある日家出をした犬と出会い、「じぶんのすきなところ」を探す旅が始まります。そこに岩と沼が加わって・・・。 『魔女の宅急便』の作者による、小さな一歩を踏み出せるすてきなお話です。著 者:角野 栄子/作 佐竹 美保/絵出版社:偕成社出版年:2023年11月所蔵館:中央館 高尾野館分 類:K E サ
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  • 令和6年4月おすすめの本
    児童書子どもと一緒に覚えたい道草の名前 シロツメクサ、タンポポ、オオバコ・・・。道端でよく見かける身近な植物を、美しいイラストと豊富な写真と共に紹介する1冊。草花を使った遊びなど、楽しみ方も掲載。お子さんと一緒に道草の名前を覚えたら、さんぽに出かけてみませんか?著 者:稲垣 栄洋/監修 加古川 利彦/絵出版社:マイルスタッフ出版年:2017年05月所蔵館:野田館分 類:470 コ
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  • 令和6年3月おすすめの本
    一般書『世界の家の窓から』77カ国201人の人生ストーリー VIEW FROM MY WINDOW日本版 コロナ禍は去ったのだろうか。 ベルギー人のグラフィックデザイナーの方がSNS 上で呼びかけ届いた、そんな渦中の、いろいろな国のいろいろな窓からの風景。 『それぞれの「窓からの眺め」の背景には、人と、そのストーリーがあります。』 人の姿は写っていない。添えられた一言とその風景。世界は広くて美しい。著 者:主婦の友社/編 出版社:主婦と生活社出版年:2022年11月所蔵館:野田館場 所:290 セ児童書かぜがつよいひ 風が強い日、お母さんは買い物へでかけた。 「 ね、そとは あぶないから、うちの なかで あそぶよ  」 しりとりをはじめた姉弟、ふたりは宇宙へとびだして、帰ってきたお母さんの頭には○する○め。 風が運んでくる広々とした不思議が爽快な一冊です。著 者:昼田 弥子/作 シゲリ カツヒコ/絵出版社:くもん出版出版年:2023年03月所蔵館:野田館分 類:K E シ
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  • 令和6年2月おすすめの本
    一般書CHOCOLATE BAKE 人気料理研究家ムラヨシマサユキさんのチョコレート焼き菓子の本です。 写真はどれもオシャレで美味しそう!でも難しいんでしょ…?いえいえ、お菓子作り初心者でも大丈夫。スーパーやコンビニに売っている板チョコや家庭にあるものを使ってぐるぐる混ぜて焼くだけの家庭で作りやすいシンプルなレシピばかりです。 自分へのご褒美に、大切な人へのプレゼントに。 とびきりの美味しさに笑顔になれる一冊です♪著 者:ムラヨシマサユキ/著出版社:主婦と生活社出版年:2016年12月所蔵館:野田館分 類:596.6 ム児童書モカとつくるホットチョコレート バルでバリスタとして働くモカは小さな白いうさぎ。実はマシュマロでできています。 とても寒い日はモカと一緒にホットチョコレートを作りましょう。まずはカップの大きさ、それから甘さ、香り、飾りつけを選んでいき…。 巻末にモカのホットチョコレート・レシピも付いているので読んだ後はぜひ作ってみてください。きっと心も体もほっこりぽかぽかになりますよ。著 者:刀根 里衣/著出版社:NHK出版出版年:2022年11月所蔵館:野田館分 類:K E ト
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  • 令和6年1月おすすめの本
    一般書365 日 かわいい手帳・ノートのあしらいアイデア BOOK 新しい手帳は、とってもわくわくするアイテム!しかし「なかなか使いこなせない・・」「余白が沢山できてしまう」そんな時におすすめの一冊です!季節に合わせて真似できるイラストや装飾、セットアップの仕方や各種リスト、使い方の提案など、これさえあればあなたの手帳ライフがぐっと充実するはず!著 者:岡本 愛以/著出版社:翔泳社出版年:2022年11月所蔵館:高尾野館分 類:002.7 オ児童書『かみさまのベビーシッター』 商店街の福引きで幸介が当てたのは、なんと『かみさまのたまご』! たまごからでてきたのは、もふもふの不思議な生き物の『ボンテン』で!? ちょっとわがままで、あまえんぼうのかみさま『ボンテン』と、困りながらもしっかり面倒を見てくれる幸介くんがとってもかわいいおはなしです!著 者:廣嶋 玲子/作出版社:理論社出版年:2020年04月所蔵館:中央館 高尾野館分 類:K 913 ヒ
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  • 2024年2月のおすすめ本
    いま読みたい恋愛小説+コミックエッセイストロベリームーン芥川なお/著すばる舎2人を待ち受ける運命は如何に?所蔵館:中央館今夜、世界からこの恋が消えても一条 岬/著KADOKAWA・メディアワークス文庫日ごとに記憶を失う前向性健忘を患う少女と少年の物語。所蔵館:中央館君の膵臓をたべたい住野 よる/著双葉社・双葉文庫ある日、僕は病院で一冊の文庫本を拾った。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館愛されてんだと自覚しな河野 裕/著文藝春秋千年前、女は神からの求婚を袖にしたため、愛する男と共に輪廻転生の呪いをかけられ様々な生を繰り返した。そして現代は—。所蔵館:中央館ヒトミさんの恋益田 ミリ/著文藝春秋14コ下の後輩に恋をした!ヒトミさんの恋の行方は?所蔵館:中央館犬も食わない尾崎 世界観/著 千早 茜/著新潮社刊男からの目線女からの目線同棲カップルのそれぞれの視点を描く、共作恋愛小説所蔵館:中央館星になりたかった君と遊歩 新夢/著実業之日本社あたしね、星になりたいんだ!所蔵館:中央館
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  • 2024年1月のおすすすめ本
    寒い時期のファッションにおすすめの一冊ですマフラー、ストール、スカーフ巻き方アイデアBOOK若狭 惠美/著成美堂出版まだまだ寒い冬のオシャレに♪所蔵館:高尾野館2024年は『辰年』!龍がテーマの小説はいかがですか?ドラゴンズ・タン宇佐美 まこと/著新潮社刊古の中国から現代を舞台とした『竜舌』の暗躍と人々の因果の物語所蔵館:中央館 高尾野館彗星とさいごの竜 今井 恭子/著小学館地球の命運を掛け、彗星に挑むー人と一匹所蔵館:中央館
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  • 2023年12月のおすすすめ本
    すずめの戸締まり新海 誠/著KADOKAWA/角川文庫12月1日は「映画の日」にちなんで、2022年に公開されたアニメ映画の原作小説を紹介します。観たことがある観た方も映画とはまた違った雰囲気を楽しんでみませんか。
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  • 2023年11月のおすすすめ本
    ハラヘリ読書宮田 ナノ/著KADOKAWA様々な小説やエッセイに登場するたべものを、食いしん坊の作者独自の目線でユーモアを交えて描かれています。遠い存在だった文豪や、物語の登場人物たちが、いつの間にか身近に感じられるコミックエッセイです。秋といえば読書・・・・・・もいいけどやっぱり食欲の秋・・・かな?シーリングスタンプの楽しみ方SE編集部/編ATELIER EMY宮地恵美/監修翔泳社 近頃は100円ショップでも見られるようになったシーリングスタンプの、基本的な使い方からお店の情報・オシャレなアレンジ方法まで紹介しています。一つ一つの形が違うのも手作りならでは。秋の夜長にゆったりと一押ししてみてはいかがでしょうか?朝ラク 冷凍サンドウィッチ田村 つぼみ/著実業之日本社 サンドイッチを作って冷凍しておいて、前日の夜に冷凍庫から出す。朝起きたら自然解凍でそのまま食べられるサンドイッチの作り方が書かれているレシピ本です。 3月13日と11月3日は「サンドイッチデー」です。 3月13日は、数字の間に1を挟んでいることから「サンド・1(いち)」。11月3日は、サンドイッチ考案者とされるイギリスの第4代サンドイッチ伯爵「ジョン・モンタギュー」の誕生日にあたるためです。 片手で手軽に食べられるサンドイッチは、世界中で愛され、日本でもおにぎりに並ぶ軽食の定番として人気があります。目の見えない白鳥さんとアートを見にいく川内 有緒/著 集英社インターナショナル/出版 美術館が好きな全盲の白鳥さん。友人の誘いにより彼と美術鑑賞をすることになった筆者は、正しい情報をうまく伝えることよりも面白いこと・大切なことが見えてきて――? 「ほかの誰にもなれない」私たちが、同じ場でアートを見て語る・不思議に思う・笑うということ。白鳥さんとの鑑賞を通して、様々な角度から「生きる」ことへの気づきを記したノンフィクションの本です。27000冊ガーデン大崎 梢/著双葉社 物語は神奈川県立高校に勤める学校司書が、図書室に本を納品する書店員とともに生徒が巻き込まれた事件の謎を解いていく短編集です。最近の話題作や過去の話題作など多くの本が登場します。夜空に浮かぶ欠けた月たち窪  美澄/著KADOKAWA   東京の片隅にあるとあるメンタルクリニックと近くの喫茶店を舞台にした連作短編集。 精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおり夫婦、喫茶店主・純の元には様々な事情を抱えた人々が訪れます。人々の疲れた心に温かく寄り添う彼らでしたが、実はとある過去があり…二番目の悪者林 木林/著庄野 ナホコ/絵小さい書房 金のライオンは王様になりたかった。しかし、優しい銀のライオンが、次の王様候補だという噂を聞き、銀のライオンの悪い噂を広めていく・・・。人の噂はもちろん、日常生活の一部になってきているSNS(ソーシャルネットワークサービス)。こちらは便利なツールですが、その分、デマが多く流れてきます。真偽を確かめず、思わず人を傷つけてしまう現代社会になりつつあります。 この機会に読んで考えてみてはいかがでしょうか。
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  • 2023年10月のおすすすめ本
    誰もがポオを読んでいたアメリア・レイノルズ・ロング/著論創社 ポオをテーマにした大学の講義に、個性豊かなメンバーと共に参加していた主人公。しかしポオの貴重な直筆原稿が発見されたのが発端となり、原稿の盗難・連続殺人事件が巻き起こってしまう。 殺害方法がポオの作品を思い起こさせることから、主人公はこの講義のメンバーが犯人ではないかと疑い始めて……。ハルカの空 南アルプス山岳救助隊K-9樋口 明雄/著徳間書店 現場で活躍する個性溢れる隊員と相棒の”犬たち”を描く、5つの短編の起きた遭難事故を描いた短編集です。「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズは中央図書館では6冊所蔵しています。大連合堂場 瞬一/著実業之日本社 とある事情により部員を失い、実力校ながら夏の甲子園予選出場が絶望的になった新潟成南高校と鳥屋野高校。その二つの高校が連合チームを組み、甲子園出場を目指します。連合チームは一丸となり、甲子園出場を果たすことができるのでしょうか・・・高校球児たちの熱い青春を描いたスポーツ小説です。
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  • 2023年9月のおすすすめ本
    おすしやさんにいらっしゃい!おかだ だいすけ/文 遠藤 宏/写真岩崎書店9月9日は「食べ物を大切にする日」です。海で釣りあげられた魚がお寿司になるまでを写真で紹介し、人が生きていくために命をいただくことを伝えています。親子で一緒に読んでみてはいかがでしょうか。スプーンはスープの夢をみる早川 茉莉/編筑摩書房9月もあっという間に中旬。秋が近づき涼しくなると、なんだかスープが恋しい気分そんな時にぴったりの本が『スプーンはスープの夢をみる』です。スープが登場する古今東西の詩や短編小説・エッセイを集めたアンソロジーです。シンプルなものからこだわりの逸品、摩訶不思議な一皿まで、様々なスープが登場します。読書の小腹満たしや「ホッ」としたい時におすすめの一冊です。要介護探偵の事件簿中山 七里/著宝島社9月18日は敬老の日でした。人生の先輩が活躍される本を読んでみてはいかがでしょうか。脳梗塞で車いす生活になった香月玄太郎は不動産会社を興し成功を収めた社長。一見すると好々爺にも見えるが、ひとたび口を開けば、周りを怒鳴り散らす癇癪持ち。ある日、玄太郎の所有する土地の家から死体が見つかった。玄太郎は警察には任せておけぬと自ら事件解決に乗り出すが・・・?頭の回転が早く、口は達者な玄太郎、介護者のみち子さんと共に車いすで現場へ走る!痛快な連作短編ミステリーです。
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  • 背筋がぞくっとする本
    秋の夜長に読みたいホラー・ミステリー背筋がゾクッとする本を紹介します。ホロヴィッツ ホラーアンソニー・ホロヴィッツ/作田中 奈津子/訳講談社「これから話す物語は、おれの全く知らない男の死から始まる——」中高生を主人公とした9つの短編集。所蔵館:中央館過ぎる十七の春小野 不由美/著KADOKAWA/角川文庫従兄弟同士の直樹と隆は、十七歳の誕生日を迎えようとしていた。例年通り、隆の家を訪れた直樹と典子兄妹。だが、心優しい隆の目は昏く変わっていた。「あの女が、迎えに来る」と、毎夜、中庭を訪れる異端のものの気配・・・。所蔵館:中央館秋雨物語貴志 祐介/著KADOKAWAこの世のものとは思えない、絶望の4つの連作集。所蔵館:中央館 高尾野館彼女はそこにいる織守 きょうや/著KADOKAWA母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。妹の面倒を見ながら、新しい学校に馴染んでゆく茜里だが、家の中で奇妙なことが起こり始める。人が居つかない家、というものは存在する—。所蔵館:中央館最恐の幽霊屋敷大島 清昭/著KADOKAWA「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある——。幽霊を信じない探偵・獏田夢久(ばくためめひさ)は、屋敷で相次ぐ不審死の調査を頼まれる。そこで待ち受ける恐怖とは・・・。所蔵館:中央館闇祓(やみはら)辻村 深月/著KADOKAWAクラス委員長の原野澪は、転校生の白石要をクラスになじめるように親切にする。そんな彼女に要は不審な行動をとっていいく。恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原一太に助けを求める。所蔵館:中央館 高尾野館ヨモツイクサ知念 実希人/著双葉社「黄泉の森には絶対に入ってはならない」北海道旭川に≪黄泉の森≫と呼ばれ、アイヌの人々が恐れてきた禁域があった。その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。所蔵館:中央館
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  • dummy
    2023年1月~8月
    2023年1月~8月まで、Instagramで紹介されたおすすめの本の紹介です。(書影なし)8月 ーテーマ:ファンタジーー『白銀(しろがね)の墟(おか) 玄(くろ)の月』小野 不由美/著新潮社刊 戴国(たいこく)泰王が即位から半年で消息を絶ち、麒麟・泰麒も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きてきた。国を案じる将軍李斎は慶国(けいこく)景王、雁国(えんこく)延王の助力を得て、蓬莱から泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国に戻った泰麒の戦いが幕を開ける。所蔵館:中央館 高尾野館30年も続く「十二国記」シリーズの戴国編です。全4巻ありますので、「十二国記」シリーズを読んだことのない方も読んでみてはいかがでしょうか。『箱庭の巡礼者たち』恒川 光太郎/著KADOKAWA 少年・内野聖は、洪水で流れ着いた小さな黒い箱を拾った。その箱は不思議な別世界と繋がっていた。王族が圧政を敷き、竜が生まれ、吸血鬼が人知れず夜を歩く、そんな「箱庭世界」の観察が青春だった。ある日、観察仲間のクラスメイトの絵影久美が箱の中に行くと言い出す。(「箱のなかの王国」)所蔵館:中央館次元の違う異世界のお話6編と、それを繋げるサイドストーリー5編の物語の連作集。箱庭の世界から最後は壮大な世界へ。何万年もの世界が廻る壮大なファンタジーです。『火狩りの王』日向 理恵子/著ほるぶ出版 🔥最終戦争の後の世界🔥 人類は、最終戦争前に開発・使用された「人体発火病原体」に侵されていた。そばで天然の火が燃焼すると、体の内側から発火して燃え上ってしまう。そのため、人が安全に扱える<火>は、黒い森に潜む獣、炎魔から採れる<火>だけだった。 11歳の少女の灯子(とうこ)は、紙漉(かみすき)の村に生まれ、禁じられた森に入って炎魔に襲われたところを、火狩りに助けられた。しかし、命の恩人である火狩りは死んでしまったため、灯子は形見を家族に返す為、首都へ旅立つことに・・・。所蔵館:中央館児童文学作品ですが、大人も楽しめる近未来のファンタジーです。シリーズ4巻と外伝を合わせて5冊ありますので、夏休みの間、ゆっくり読んでみてはいかがでしょうか。2023年1月にはアニメ化されました。『かがみの孤城』辻村 深月/著ポプラ社 あることがきっかけで中学校に行くことができなくなったこころ。閉じこもる生活が続く中、ある日突然部屋の鏡が光りはじめ、こころは鏡の中に吸い込まれてしまう。気がつくと、まるで西洋の童話に出てくるような城があった。そこには狼の面をつけた小さな女の子が待ち受け、こころと同じ年頃の6人の子どもたちが集められていた。 こころたちはなぜこの城に集められたのか?それぞれが抱える事情と秘めた願いとは?所蔵館:中央館 高尾野館 野田館ファンタジーですが、心理描写などがとてもリアルで普段ファンタジーを読まない方にもおすすめの一冊です。本屋大賞他、数々の賞を受賞。2022年に映画化。7月 ーテーマ:平安時代ー十二単衣を着た悪魔内館 牧子/著幻冬舎 いくつもの会社を受けたものの、内定が出ぬまま大学を卒業した二流男の伊藤雷。それに比べ、弟は頭脳も用紙も超一流。ある日突然、 『源氏物語』の世界にトリップしてしまった雷は、皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。一宮の弟こそが、全てが超一流の光源氏。雷は一宮に自分を重ね、光源氏を敵視する弘徽殿女御と手を組み暗躍を始めるが・・・・・・。所蔵館:中央館『源氏物語』での憎まれ役である弘徽殿女御サイドから描かれた物語。源氏物語をユニークな視点でとらえており、引き込まれる面白さ!源氏物語が好きな方や読んだことない方にもおすすめです。古典の裏松村 瞳/著笠間書院 平安時代に書かれた『枕草子』『源氏物語』……学生時代に、作品の一部を授業で読まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか? この本では、その2作を始めとした古典の裏話を、作者や時代背景と絡めて紹介しています。 どうして「春はあけぼの」の一節に昼は出てこないのか?源氏物語が人気だった理由とは?所蔵館:高尾野館 この本を読めば、当時読んだ作品がより趣深く、人間味のあるものに感じられるかもしれません。百夜高樹 のぶ子/著日経BP日本経済新聞出版 小野小町といえば、平安時代を代表する優れた歌人にして絶世の美女として知られています。 美しい小町に心を奪われた深草少将に、小町は自分の元に百日通ってくれたら思いを受け入れると伝えた「百夜通い」をはじめ、美人で高飛車、やがて老いさらばえ惨めな晩年を過ごした…など、数々の伝説が伝えられています。しかし、実は生没年やどのような人生を送ったかは分かっていません。所蔵館:中央館 野田館本作では美しい雅文で、歌を拠り所に伝説とは異なる小町の姿が描かれています。百夜通いの真実とは…?平安時代を生きた小野小町という一人の女性の歌、恋、そして人生を味わってください。新編本日もいとをかし!!枕草子小柳 裕美子/著KADOKAWA 気持ちいいほど正直な清少納言のエッセイをコミカライズした本です。 中宮・定子との美しい思い出や、イケメン貴族たちのロマンスのお話も満載です。所蔵館:中央館いつの時代でも変わりない女性の姿に共感します。古典が苦手、枕草子を読んだことない方はもちろん読まれた方も、楽しめるおすすめの一冊です。はなとゆめ冲方 丁/著KADOKAWA 一条帝の妃である中宮定子の女房として仕えることになった清少納言。当初は恥じ入るばかりであったが、優しく聡明な定子に導かれ、次第にその才能を開花していく。 華である定子を中心とした、機知に富んだ輝かしい日々。 しかし、その幸福は長くは続かず、輝く華は藤原道長との政争に巻き込まれていき…所蔵館:中央館 高尾野館 野田館華が失われたとき、「花を見ることは果たして嘆くべきことなのか」。「春はあけぼの」の書き出しで有名な『枕草子』はどのような思いで執筆され、いかにして世に出ることになったのか。清少納言の語りで最愛のあるじ定子への思いを綴る物語です。童(わらべ)の神今村 翔吾/著KADOKAWA 平安時代に「童(わらわ)」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛・・・などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸(後の酒吞童子)は、父と故郷を奪った京人に復習を誓っていた。 様々な出逢いを経て、桜暁丸は童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑む。所蔵館:中央館桜暁丸と一緒に戦う童たちが、どんな人であろうと共に手をとりあって生きる世の中をつくるために、命をかけて生き抜いた姿を描く物語です。安倍晴明、渡辺頼光、渡辺綱、坂田金時など英雄が出てきます。平安時代を舞台にした小説を読んでみたい方におすすめです。6月 ーテーマ:和菓子-甘いもんでもおひとつ田牧 大和/著文藝春秋 江戸時代、小さな菓子屋『藍千堂』を営む晴太郎と幸次郎。叔父が経営している菓子屋『百瀬屋』からしばしば嫌がらせを受けつつも、兄弟の機転と藍千堂を慕う人々、そして美味い菓子さえあればなんのその! 季節折々の自然を模した美味しい菓子は身分の垣根なく人々の心を和ませる。6篇の話ごとに和柄のページがあり、眺めても季節ごとの色合いが味わい深い一冊です。読売屋お吉 甘味とぉんと帖五十嵐 佳子/著祥伝社 両親の死後、女手ひとつで妹弟を育てた25歳のお吉は、とびきり甘味好きで菓子屋で働いていた。しかしその店が暖簾を下ろすことに。新しい就職先が決められずにいたお吉は、ひょんなことから、読売書き(今の新聞)見習いになる。 人気者のお気に入りの菓子を紹介するため、歌舞伎役者の市川園十郎と尾上菊五郎に初取材したが、園十郎の亡き父との思い出の一品を捜すことに・・・。和菓子屋の女中から読売屋の書き手に転職した主人公が、見習いから読売書き手に成長を遂げていくお話です。和菓子迷宮をぐるぐると太田 忠司/著ポプラ社 主人公の大学生・涼太は美しさを数式で表現するなどの理系頭脳。そんな彼が美しい「和菓子」に出会い、その「美味しさ」に魅せられてしまった。すっかり和菓子の世界の虜になり、大学院に進まずに和菓子職人になるため、製菓専門学校に入学してしまう。すべてを1か0かで考えてしまう理系的思考の涼太が個性豊かな学生たちとともに和菓子作りに奮闘する成長物語。読み終えた頃には、和菓子が食べたくなるかも・・・。深川二幸堂菓子こよみ知野 みさき/著大和書房 深川で菓子屋「二幸堂」を始めた兄・光太郎と弟・孝次郎。 社交的で美男の兄と、子供の頃の火事で負った火傷のため消極的だが腕の良い菓子職人の弟。2人で始めた小さな菓子屋には弟の作るお菓子を求めて様々な人達がやってきます。舞台は兄弟で営む江戸の菓子屋「深川二幸堂」、美味しい和菓子に恋の行方、そこに関わる街の人々との人情物語です。全三巻所蔵していますので、読んでみてはいかがでしょうか。おはようおかえり近藤 史恵/著PHP研究所 小梅は、曾祖母が起こした70年続く和菓子屋で黙々と働いています。それに対し、2歳年下の大学生のつぐみは、まるでつばさが生えたように自由奔放に勉強、趣味の演劇、アルバイトにと夢に向かい忙しく過ごしています。 ある日、つぐみの体に43年前に亡くなった曾祖母の魂が乗り移り、小梅にあるお願いをします。 つぐみに比べ、自分にはつばさが無いと思っていた小梅でしたが、曾祖母の秘密を辿るにつれ、自分の仕事や将来、家族への想いに向き合うことになり…優しくあたたかな家族の物語です。ぜひ、読了後のデザートには美味しいきんつばをご用意ください!まるまるの毬(いが)西條 奈加/著講談社 お君ちゃん、今日の菓子はなんだい? 江戸は鞠町の菓子舗「南星屋」。 ここでしか買えない日本全国、名菓の数々で繁盛している。それは、若い時分に全国修業に出て、主人の治兵衛が自ら歩いて覚えた賜物である。 武士から転身した変わり種の店主・治兵衛、菓子のことなら何でもござれ驚異の記憶力を持つ出戻り娘のお永、“看板娘”の孫のお君と親子三代で切り盛りしている。 でもこの一家、実はある秘密を抱えていて・・・・・・。江戸時代、親子三代で営む菓子舗を舞台に、美味しいお菓子とともに降ってくる困難を乗り越えていく人情溢れる物語です。続編の『亥子ころころ』『うさぎ玉ほろほろ』と一緒に読んでみてはいかがでしょうか。5月 ーテーマ:みどりー植物図鑑有川 浩/著角川書店 会社の吞み会の帰り道、平凡な会社員のさやかの前に落ちていたのは行き倒れになっていたイケメンでした。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」「咬みません。躾のできたよい子です」 思わず拾ってしまった躾のよい子の名前はイツキ。イケメンの上、穏やか、礼節を弁え家事は万能、そして重度の植物オタクでした。イツキは一泊のお礼にと作った朝食でさやかの胃袋を鷲摑みにしてしまいます。 家事が苦手なさやかは行く当てのないイツキに家事手伝いとして同居する契約を提案し…所蔵館:中央館 高尾野館 野田館フキノトウ、フキ、ツクシ…イツキが作る四季折々のおいしそうな道草料理と蘊蓄が楽しい、ちょっぴりほろ苦く、甘~~~~~い恋愛小説です2016年映画化されました。緑の窓口 ―樹木トラブル解決します―下村 敦史/著講談社 区役所に勤め心身共に疲弊していた天野優樹は、イケメンで花粉症の酷い先輩と共に、区民の樹木トラブルを解決する部署「緑の窓口」への異動を命じられる。二人で相談先の自宅へと向かうと、そこには以前桜並木で見かけた、清楚で麗しく――ちょっと変わり者の樹木医「柊紅葉」がいた。 「全ては樹木が語ってくれました」根っこのように複雑に絡み合った人間関係や謎が、二人によって解決されていく!所蔵館:中央館 高尾野館ドラマのようなテンポのよさと軽い語り口で、樹木の知識も学べる一作です。ストロベリーライフ萩原 浩/著毎日新聞出版 突然、父親が倒れ帰省した望月恵介に手渡されたのは2冊の苺栽培の教本。音信不通の間に、野菜農家である父親は多額の設備を投資し、苺栽培を始めていた。 後を継ぐことを迫る母親。しかし、恵介は東京の生活とグラフィックデザイナーとしての夢を捨てられない。何より農家なんてかっこ悪いと思っている恵介は、人生の岐路に立たされる。所蔵館:中央館富士山麓のイチゴ農家を舞台に、農家ぎらいの長男が、つぶれかけたイチゴ農家の再起を賭ける”甘くな~い”お仕事小説です。農ガール、農ライフ垣谷 美雨/著祥伝社 派遣切りに遭った日、6年も同棲していた家族同然の恋人から突然の別れを切り出された水沢久美子、32歳。さらに、結婚前提で付き合っている彼女と住むので早く部屋から出て行ってほしいと言われ、住む家まで失うことになります。 どん底の崖っぷちに立たされた久美子が偶然目にしたのは「農業女子特集」というテレビ番組でした。農業に活路を見出した久美子でしたが、世の中そんなに甘くはなく、夢と希望に満ちた農ライフのはずが、その道は厳しいもので… 次々と立ちはだかるピンチに久美子はどう立ち向かっていくのでしょうか?奮闘する久美子の姿に元気と勇気をもらえます。 様々な社会問題を扱いながらもテンポ良く読みやすいエンタメ小説になっています。ぜひ爽快な読後感を味わってみてください!先生のお庭番朝井 まかて/著徳間書店 庭師の修行中の熊吉(こまき)はオランダ商館のシーボルトの庭師として雇われた。熊吉は工夫を重ねて見事な薬草園を仕上げ、先生(シーボルト)と妻のお滝の信頼を得てゆく。 四季折々の草花に魅入られ、日本の花木を故国に輸送したいという先生の願いを叶えるため、熊吉は様々な工夫をしていく。 長崎の出島を舞台にした、日本の植物に魅せられた異国人と日本人の青年の物語です。 シーボルトといえば、日本国外に持ち出すことを禁じられていた日本地図などを持ち出そうとした「シーボルト事件」が知られています。熊吉も実在した庭師です。 歴史を学ぶ気持ちになって読んでみてはいかがでしょうか。4月 ーテーマ:図書館・図書室ー税金で買った本ずいの/原作 系山冏/漫画講談社 小学生のとき以来、久しぶりに図書館を訪れた石平くん。10年前に借りた本を失くしていたことをきっかけに、あれよあれよとアルバイトすることに!ルールに厳しくも図書を愛してやまない仲間が贈る、読むと図書館に行きたくなる図書館お仕事マンガです。 現在1〜5巻まで所蔵しています。夜明けの図書館埜納 タオ/著双葉社 新米司書の葵ひなこが図書館で利用者の調べものや探しもののお手伝いをする「レファレンス・サービス」に奮闘するお仕事マンガです。 全7巻所蔵しています。図書館を舞台にした漫画もちょっと読んでみませんか?図書館のお仕事や本の知識など知ることができますよ。図書室のキリギリス竹内 真/著双葉社 離婚した詩織は、就職先を探しているときに、学校司書の募集があると知り、運よく採用され働き始める。 詩織は人に言えない秘密があり、その秘密で彼女に持ち込まれる様々な謎を解いていく。図書室が舞台の、司書というお仕事小説でもあり、高校生たちの進路や生き方を見つめて、本を手掛かりにした謎解きもある青春小説です。この『図書室のキリギリス』が第一作目、『図書室のピーナッツ』が第二作目、『図書室のバシラドール』が第三作目とシリーズ三部作となっています。まとめて読んでみてはいかがでしょうか。教室に並んだ背表紙相沢 沙呼/著集英社 本を読むのが好きな人、ズルするための調べものに来た人、他に居場所がなくて辿り着いた人――。中学生たちはそれぞれの思いを胸に抱きながら図書室に辿り着き、“しおり先生”に出会う。「書架に収められている本が、誰かに読まれることを待っているのだとしたら。あたしも、誰かに読んでもらいたいのだろうか。」思春期を生きる子どもたちの人間関係・心の動きが本を通じて繋がる物語。今、学生の人も、昔そうだった人にもおすすめの一冊です。図書室のはこぶね名取 佐和子/著実業之日本社 主人公の百瀬花音は運動部女子で、怪我をしてただいま運動禁止中。学校は体育祭準備中で盛り上がる中、図書委員会の仕事を代打で引き受けて、10年前に貸し出されたままだった、エーリッヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』を見つける。 なぜいま10年間貸出中の本が図書室に戻ってきたのか。間に挟まれていたメモの謎とは? この謎を知りたくなり花音は動き出す・・・。物語は、月曜日から日曜日まで描かれていき、最終日に謎が判明するという軽い謎解きと体育祭の名物である土曜ダンスをめぐる、生徒会、先輩後輩、先生などの友情と恋愛要素も加わり、ワクワク感のある青春小説です。花野に眠る 秋葉図書館の四季森谷 明子/著東京創元社 大都市から近くも遠くもなく、そこそこの距離にある秋庭市の町はずれの野原に囲まれて建つ秋葉図書館。 のどかなこの図書館で、新人司書・文子の仕事ぶりも板についてきた。だが相変わらず利用者はあれこれと謎を持ち込み、文子を悩ませる。絵本にお菓子に料理に・・・・・・と、さまざまな謎を、本や先輩司書の力を借りて解決を目指す。そんな中、お隣の地所から驚くべきものが発見される!著者の森谷明子さんは、元図書館司書で、そのときの経験と知識が、この本にたっぷり詰まっています。本好きに捧げるやさしい図書館ミステリを、前作の『れんげ野原のまんなかで』と一緒に読んでみてはいかがでしょうか。本と鍵の季節米澤 穂信/著集英社 堀川次郎と松倉誌門(しもん)は高校2年の図書委員。 ある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。彼女は亡くなった祖父が遺した開かずの金庫の鍵の番号を探り当ててほしいというのだが・・・・・・。図書委員の男子高校生ふたりが挑む謎解きの物語です。続編の『栞と嘘の季節』と合わせて読んでみてはいかがでしょうか。3月 ーテーマ:お仕事小説ー仕事のやりがいや喜びについて考えさせられるような、様々な仕事を頑張る主人公の小説を紹介します。花屋さんが言うことには山本 幸久/著ポプラ社 主人公・紀久子が美大のデザイン学科を卒業し、就職した会社はブラック企業だった。休日出勤は当たり前、パワハラ・セクハラに悩んだ挙句、会社に辞表を提出し上司から呼び出しを受けていた紀久子は、深夜のファミレスで駅前で花屋を営む女性・李多(りた)に助けられる。グラフィックデザイナーとして再就職先を探す間、紀久子は花屋のバイトを引き受けることにする。花屋での仕事を通して、たくさんの人と関わる中でショップカードや包装紙など念願だったデザインの仕事も頼まれるようになり…。所蔵館:中央館 野田館花を買い求める理由は人それぞれ。引っ越してしまう友達へ、大好きな家族へ。物語を楽しみながら花言葉や花に関する豆知識なども詳しく知ることができます。 町のお花屋さんを舞台にした新生活が始まる春にぴったりなお仕事小説、心がぱっと明るくなるような素敵な表紙にも注目です!転職の魔王様額賀 澪/著PHP研究所 未谷千晴は新卒で業界最大手の広告代理店に入社したものの、上司からのパワハラによって心身のバランスを崩して退職を余儀なくされた。 3か月たってやっと次の職場を探す気になるところまで復調した千晴は、叔母が社長として働く転職エージェントのシェパード・キャリアに登録する。 千晴を担当することになったアドバイザーは、叔母が自らスカウトした元商社マンの来栖嵐(通称・魔王様)だった。所蔵館:中央館転職活動を支援する人材派遣会社を舞台にした連作短編集です。本当に自分が仕事に求めるものは?仕事に対する価値観を問われます。現在就職活動や転職活動のまっただ中にいる人はもちろん、仕事をしている人、していない人にも読んでもらいたい一冊です。イマジン?有川 ひろ/著幻冬舎 憧れていた映像制作の現場に飛び込んだが、専門用語が飛び交う慣れない現場で苦労する良助。作品と向き合う仲間たちの熱気に、焦がれるような思いを募らせ、やがて本格的に映像の世界へ足を踏み入れる。所蔵館:中央館 野田館ドラマや映画を制作を陰で支える制作会社で働く人々を描いた作品です。上流階級 富久丸百貨店外商部高殿 円/著光文社 天下の富久丸百貨店芦屋川店で、外商員として働く鮫島静緒は、日本一の高級住宅街・芦屋に住む本物のセレブたちに、時計やダイヤの指輪を持参してお買いものをしていただく仕事をしている。顧客の要望を応えるため、そしてマンネリ感満載の百貨店業界を立て直すため人脈をフル活用して全力で奔走する。所蔵館:中央館 高尾野館セレブの方にお買い物していただく百貨店の外商というお仕事小説です。2015年にテレビドラマ化されました。店長がバカすぎて早見 和真/著KADOKAWA 随分と思い切ったタイトルですが、最後まで読んでみると納得のタイトルです。主人公谷原京子は〈武蔵野書店〉吉祥寺本店の契約社員。30を手前にして憧れていた先輩は去り、名前ばかり勇ましい山本猛店長をはじめ、小説家、弊社の社長、営業、神様、そして私のバカすぎる面々に翻弄されイライラする日々を過ごしています。職場環境に不満はあるし、自分の将来だって不安。心の中で何度も「辞めてやる!」と毒づきながらも、本が好きという思い、そして書店員としての誇りや仕事のやりがいに揺れ・・・所蔵館:中央館 野田館連作短編集ですが、各話のあれやこれやが少しずつつながってラストは驚きの展開に。はたして店長は本当にバカなのか、それとも・・・?本好きな人はもちろん、仕事のストレスを抱えながらも頑張っている人におすすめしたいお仕事小説です。続編の『新!店長がバカすぎて』もあわせてどうぞ。2020年本屋大賞ノミネート作。声のお仕事川端 裕人/著文藝春秋 いまだ目立った実績のない声優の結城勇樹は、背水の陣で挑んだ野球アニメ「センターライン」のオーディションで、ついにレギュラーを掴むが、その役は・・・・・・なんと犬⁉︎所蔵館:中央館テレビや映画などで身近ではあるけれど、知らないことの多い声優の世界。収録はどのように行われていて、どんな日常生活を送っているのか、リアリティのあるお仕事小説です。和菓子のアン坂木 司/著光文社 食べるの大好き、もちもちぽっちゃりした梅本杏子(うめもときょうこ 通称アンちゃん)は、高校卒業後、デパ地下の和菓子店「みつ屋」でアルバイトをする18歳。将来の夢は、自分のお金でおなかいっぱいお菓子を食べること。初めての職場に戸惑いながらも、個性的な店長や同僚に囲まれて日々和菓子の勉強中!お客さんから舞い込む謎をお菓子の力を借りて解決していきます。所蔵館:中央館 野田館和菓子の魅力がぎゅぎゅっとつまったほっこりお仕事小説です。和菓子に詳しくない人も大丈夫!新人アンちゃんと一緒に奥深い和菓子の世界を楽しんでください。続編の『アンと青春』『アンと愛情』も一緒にどうぞ!ドルフィン・ディズ!旭 晴人/著KADOKAWA プライドが高いがゆえに就職が決まらなかった蒼衣は、熱中するダイビング以外の時間を持て余していた。そんなある日、ドルフィントレーナーの求人を父から聞き、泳げる仕事ならと試験を受けてみることに。難関の選考を通過し、晴れて採用された蒼衣は相棒のイルカ・ビビと共にショーデビューを目指して働き始める。所蔵館:中央館相棒のイルカと出会い、水族館のメンバーに支えられて一人前のドルフィントレーナーに成長する姿が描かれた小説です。陸王池井戸 潤/著集英社 埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のために、これまで培った足袋製造の技術を生かして、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発を思いつく。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館中小企業を中心とした人の生き様とものづくりへの情熱が描かれた物語です。2017年にテレビドラマ化されました。タクジョ!小野寺 史宜/著実業之日本社 高間夏子は四大卒の新人タクシードライバー。 女性客が安心してタクシーに乗れるよう、自分が運転手になると決めてこの道に進んだ。 女性運転手の比率はわずか3%。無賃乗車や強盗など不安要素も尽きないが、個性あふれる先輩や同期に励まされ、家族に支えられて、夏子は仕事や恋?に立ち向かう。所蔵館:中央館 野田館温かくて爽快な青春お仕事小説です。続編『タクジョ! みんなのみち』も合わせて読んでみてはいかがでしょうか。1・2月 ーテーマ:心温まる小説ー何度も読みたくなるような、心がホッと温まる本を紹介します。あずかりやさん大山 淳子/著ポプラ社 「一日百円で、どんなものでもあずかります」 東京の下町にある商店街のはじっこで、盲目の物静かな店主がひっそりと営業するお店「あずかりや・さとう」。 今日も誰かが、事情を抱えた「あるもの」を預けに店へやってきます。所蔵館:中央館 高尾野館お客さんや物などの語り手の目線で描く、優しさに溢れた連作短編集です。現在シリーズ5巻まで所蔵しています。手に取って読んでみてはどうでしょうか。コーヒーが冷めないうちに川口 俊和/著サンマーク出版 「過去に戻れる」という都市伝説を聞いて、今日もたくさんの人が訪れるとある喫茶店「フニクリフニクラ」。しかし、過去に戻るにはめんどうなルールがあるという。①過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない。②過去に戻っても、座っている席を立つことはできない。③制限時間はコーヒーを入れてから冷めるまでの間だけ。コーヒーが冷める前に飲み干さなければならない。④過去に戻るための席には先客がいて、席を立った時にしか座ることができない。⑤過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない人には会うことができない。所蔵館:中央館 野田館何をしても現実は変わらない。それでももう一度過去に戻って会いたい人がいる…。後悔を抱える人々がそれぞれの思いを抱えて過去にタイムスリップする、奇跡の感動ストーリーです。2017年本屋大賞ノミネート、2018年に映画化されました。他にもシリーズを3冊所蔵(中央館・野田館)しています。ツバキ文具店小川 糸/著幻冬舎 鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙・・・・・・。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。所蔵館:中央館 高尾野館2017年本屋大賞第4位。同年にテレビドラマ化されました。続編『キラキラ共和国』『椿ノ恋文』と一緒に読んでみてはどうでしょうか。めぐり逢いサンドイッチ谷 瑞恵/著KADOKAWA 大阪の靭公園にある「ピクニック・バスケット」は、笹子と蕗子の姉妹が営む手作りサンドイッチの専門店。お店には、ちょっとした悩みを抱えた個性的なお客さんたちが訪れます。所蔵館:中央館 高尾野館腹ぺこさん大集合!おいしそうなサンドイッチは食べてみたくなることまちがいなし!ほっこり心温まる物語です。続編『語らいサンドイッチ』と一緒に読んでみてはどうでしょうか。活版印刷三日月堂ほしお さなえ/著ポプラ社 川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂は、店主がなくなり長らく空き家になっていたが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。 三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れる。所蔵館:中央館活字印刷屋を舞台にした、活字と言葉の温かみに、涙が流れる優しい物語です。全6巻所蔵しています。泣きたい夜の甘味処中山 有香里/著KADOKAWAとある町にひっそりとたたずむ甘味処。熊と鮭が営むこのお店は夜だけの営業。仕事が上手くいかず会社を辞めてしまった人、大切な人をなくして悲しみにくれる人、子育てに疲れて息が詰まりそうな人…今夜も疲れて泣きたい人が不思議なこのお店にたどり着きます。お店で出されるのは、温かい飲み物と甘い物一品だけ。所蔵館:野田館主人公たちの知らないサイドストーリーも描かれ、互いの温かな思いに涙がこぼれる一冊です。第9回料理レシピ本コミック賞受賞。他にも『疲れた人に夜食を届ける出前店』もあります。ライオンのおやつ小川 糸/著ポプラ社 33歳の若さで余命宣告を受けた主人公の雫。 残りの日々を過ごすために瀬戸内海に浮かぶ美しい島のホスピスに移り住みます。 そこには毎週日曜日に入居者がもう一度食べたいおやつをリクエストできる「おやつの時間」があり・・・。 重いテーマを扱っていますが、小川糸さんの温かな文章に希望と癒しをもらえる作品です。所蔵館:中央館 野田館2020年に本屋大賞第2位受賞。2021年にテレビドラマ化されました。
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    2023年 特集編
    2023年1月~8月まで、Instagramで紹介された特集おすすめの本の紹介です。(書影なし、一部書影あり)海の写真集中央図書館所蔵の「海」が載っている写真集を一部紹介します。写真集を見ながら、海に潜ったつもりになってみていかがでしょうか!今日は海曜日福田 幸広/著青菁社沖縄のシロチドリ、マレーシアのアオウミガメ、マーシャル諸島のサンゴ礁。どこまでも青く澄んだ海と沢山の魚や生き物たちの写真集です。世界の島々ピエ・ブックスオアフ島、ケイマン島、マルタ島、ガラパゴス島、キングジョージ島など、世界の美しい島々の美しい風景を紹介しています。美ら海きらめく中村 征夫/著日経ナショナルジオグラフィック社沖縄の海をカラフルに、水中で生きている星砂、サンゴの幻想的な産卵、大きな被害を受けたサンゴ礁など、海の魅力に迫ります。海よ!クジラに魅せられた男望月 昭伸/撮影 友松 こずえ/文コアラブックス1999年3月小笠原の海で消息を経った水中カメラマンである著者の集大成。美しくきらめく海の生き物、雄大な海中の絶景の写真集です。屋久島 豊饒の海高久 至(タカク イタル)/著東邦出版春夏秋冬、晴れの日も雨の日も、夜明けから日没まで、時には真夜中の海へ潜って撮影した、2009年から2015年までの屋久島の海の写真集です。夏にちなんだ小説夏にちなんだ小説を集めました。読書でも夏を満喫しよう!夏の庭 ーThe Friendsー湯本 香樹実/作徳間書店人の死に興味を持った3人の少年が、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂されている1人暮らしの老人を観察し始めた。しかし、見られていることにきづいた老人は元気になっていき、少年たちと交流が生まれ、その夏、様々なことを知る。所蔵館:中央館 高尾野館夏空白花須賀 しのぶ/著ポプラ社敗戦で全てを失った日本人が、もう一度、甲子園で野球をしたいと想い、ボールも球場もない中で、高校野球の再建を賭けて戦う物語です。所蔵館:中央館琥珀の夏辻村 深月/著文藝春秋かってカルト集団として批判された団体の敷地から子どもの白骨遺体が発見された。それを知った弁護士の法子は、あの少女ではないかと胸騒ぎを覚える。30年前の記憶がよみがえり、幼い日の友情と罪があふれ出す。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館モノクロの夏に帰る額賀 澪/著中央公論新社戦時中のモノクロ写真をカラーにして掲載した写真集をきっかけに、セクシャルマイノリティの書店員、保健室投稿の女子中学生、家族にコンプレックスを持つテレビマンなど若い彼らの心が少しずつ変わり始めていく。所蔵館:中央館 高尾野館夏に泳ぐ緑のクジラ村上 しいこ/作小学館母の離婚をきっかけに祖母の住む離島に預けられることになった京。そこは、毎年夏になると家族で出かけた思い出の多い島だ。複雑な思いをかかえて、島に降り立つと、そこでつちんここと出会い・・・。謎の妖精つちんこと少女たちの友情物語。所蔵館:中央館サマーゴーストloundraw/原案 乙 一/小説集英社”サマーゴースト”という幽霊が現れるという。夏、使われなくなった飛行場、花火をすると、彼女は姿を現すらしい。自殺した女性の幽霊なのではないかという噂だ。ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。3人は”サマーゴースト”を探すために集まった。所蔵館:中央館ある晴れた夏の朝小手鞠 るい/著偕成社出自のちがうアメリカの8人の高校生が、広島と長崎に落とされた原爆の是非について語り合う。日系アメリカ人のメイは、否定派の一人として演壇に立つことになった。アメリカ在住の著者が若い世代に問いかける、「戦争」の歴史と記憶。所蔵館:中央館 野田館7月7日 浴衣を作って着てみよう!7月7日は「ゆかたの日」です。七夕は棚機(たなばた)のことで、古来衣類を縫って祖霊に供えたことと、七夕の行事として裁縫の上達を祈り、衣類に感謝する日だったという古代中国の故事にならって、NPO法人日本ゆかた文化協会が制定されました。(引用:「記念日の事典」 加藤迪男/編(東京堂出版社)等より)はじめてのゆかたBOOKブティック社ゆかたの着つけから基本の帯結び、「トリプルひも」を使った結ばず作れる華やか帯スタイルまでを紹介しています。所蔵館:中央館かわいいかぎ針編み 浴衣に合わせたい和雑貨アップルミッツかんざし、シュシュなどのアクセサリーから、帯飾り、巾着バッグなど、かぎ針編みで作る、浴衣に合わせたい和雑貨を紹介しています。所蔵館:中央館いちばんよくわかる はじめて縫って、着るゆかたとじんぺい日本ヴォーグ社ミシンと手縫いを組み合わせた、じんべいとパンツ、ゆかたの縫い方を紹介しています。所蔵館:中央館家庭用ミシンで作る家族みんなのじんぺい&ゆかたクライ・ムキ/著ブティック社ベビー、キッズ、ジュニアから、パパ、ママ、おじいちゃんやおばあちゃんまで。家族みんなのじんべい&ゆかたの作り方を紹介しています。所蔵館:高尾野館はじめてぬうゆかたとじんぺい主婦の友社自分サイズで作れる大人のゆかたと、子どものゆかた、じんべいを紹介する初心者向けの本です。所蔵館:高尾野館大人のゆかたスタイルブック秋月 洋子/著講談社 「ふつうに着る」から「きれいに着こなす」へ、大人のためのゆかたコーディネート全50スタイルを紹介しています。所蔵館:野田館日本伝統の衣類であり、夏の風物詩でもある浴衣を作ったり楽しみませんか?6月16日は和菓子の日 美味しい!和菓子の本を借りて作ってみよう!6月16日は「和菓子の日」です。「嘉祥の祝」は、疫を逃れ、健康招福を願うめでたい行事として歴史の中で受け継がれ、明治時代まで盛んに行われていました。この『嘉祥の日』を現代に復活させたのが「和菓子の日」です。(引用:全国和菓子協会HPより)かわいいねりきり桔梗 有香子/著日東書院本社日本の美しいお菓子「練り切り」の基本的なつくり方から「あんクリーム」を使った新しいジャンルの和菓子など紹介しています。所蔵館:中央館花の和菓子のつくりかた金塚 晴子/著淡交社草花をモチーフにした和菓子の作り方から色をつけるコツ、市販のあんを上手に使うコツ、焼き印を押すコツなど紹介しています。所蔵館:中央館ふわふわカステラの本中川 たま/著主婦と生活社「もっちり」「ふんわり」「台湾」「バター」「ココア」の5つの生地をベースに、いろんなカステラと、カステラ生地で作るケーキを紹介しています。所蔵館:中央館井村屋さんのあずき日和井村屋株式会社/監修日東書院本社美容、ダイエット、生活習慣病予防に効果的な”あずき”を使ったヘルシーなスイーツや料理のレシピを紹介しています。所蔵館:中央館あんこのお菓子金塚 晴子/著マイナビ出版和菓子の定番、あんこを使ったお菓子のレシピ集です。所蔵館:中央館つくってみたい茶席の和菓子十二か月清 真知子/著淡交社茶席で頂くような本格的な和菓子を、手づくりしてみませんか?所蔵館:野田館透明和菓子の作り方安田 由佳子/著文化学園文化出版局夏を感じる意匠や食材を使った、透明もしくは半透明の和菓子を家庭で簡単に作れるような工夫したレシピを紹介しています。所蔵館:野田館電子レンジで簡単!ひんやり夏和菓子鳥居 満智栄/著淡交社電子レンジで簡単にできる!寒天や葛饅頭など冷やして食べられる、夏和菓子を紹介しています。所蔵館:野田館ときめく和菓子図鑑高橋 マキ/文 内藤 貞保/写真日本の文化の枠である和菓子の魅力を紹介しています。所蔵館:高尾野館6月16日には和菓子を食べて、健康と招福を願ってみませんか?猫が出てくる小説2月22日は「猫の日」です。猫がでてくる小説を一部「紹介します。みとりねこ有川 ひろ/著(講談社)猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。さて、念入りな肉球のハンコのわけは——?所蔵館:中央館 高尾野館 野田館『鯖猫長屋 ふしぎ草紙』シリーズ田牧 大和/著(PHP研究所)なぜか鯖猫模様の猫が一番いばっている「鯖猫長屋」には、なにやら「わけあり」な住人たちが。そんな長屋で次々と起こるふしぎな事件。謎解きと人情ばなしが楽しめる時代小説。所蔵館:中央館山亭ミアキス古内 一絵/著(KADOKAWA)ココrに悩みを抱える人が迷い込む、森の中の不思議な宿「山亭ミアキス」。しかし、泊まると間違いなく酷い目に遭わされる。人をたぶらかす、謎めいたオーナーたちの正体と目的とは?所蔵館:中央館 高尾野館『満月珈琲店の星詠み』シリーズ望月 麻衣/著(文藝春秋)満月の夜にだけ開く、不思議な珈琲店。そこは疲れた人だけが訪れることができる、癒しに満ちたお店だった——。大きなもふもふの猫マスターと店員が極上スイーツとドリンクで迎えてくれます。所蔵館:高尾野館猫君畠中 惠/著(集英社)20年生きた猫は、人に化けて言葉を操る妖怪「猫又」になる—。将軍様の庇護のもと、江戸城内の学び舎「猫宿」で修業に励む新米猫又のみかんたち。猫宿の長は、魔王と呼ばれたあの戦国武将で・・・。所蔵館:中央館 高尾野館『通い猫アルフィー』シリーズレイチェル・ウェルズ/著(ハーバーコリンズ・ジャパン)飼い主を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィーは、とある住宅にたどり着き、そこで通い猫として生きようと決める。だが訪ねた先の住民は揃いも揃って問題だらけで・・・。1匹の小さな猫が奇跡を起こす、ハートフル猫物語。所蔵館:高尾野館猫町くんと猫と黒猫樒屋 京介/著(小学館)猫町くんは、人に化けられる特技と猫由来の成長速度で、二歳半にして高校に通うことになる。そこで、東京から来た黒猫と白い猫になってしまった先輩と出逢い、人間相手に恋に落ちた。所蔵館:中央館本を守ろうとする猫の話夏川 草介/著(小学館)夏木林太郎は、幼い頃に両親が離婚し、さらには母が若くして他界したため、祖父の家に引き取られた。祖父は、町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。しかし、祖父が突然亡くなり、面識のなかった叔母に引き取られることになった。林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。所蔵館:中央館 高尾野館 大人の恋愛小説愛の形は様々。そんな本を一部紹介します。愛なき世界三浦 しをん/著(中央公論新社)洋食屋の見習いの藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯より葉っぱの研究が好き。地道な研究に情熱を燃やし人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか⁉所蔵館:中央館 高尾野館崩れる脳を抱きしめて知念 実希人/著(実業之日本社)広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く——。所蔵館:中央館 高尾野館赤と青のエスキース青山 美智子/著(PHP研究所)メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく——。所蔵館:中央館 野田館君の地球が平らになりますように斜線堂 有紀/著(集英社)恋愛をテーマにした5つの地獄の恋路短編集です。一途な気持ちが勝利を掴む?所蔵館:中央館大人になったら、畑野 智美/著(中央公論新社)35歳の誕生日を迎えたメイ。彼氏も好きな人もいないが、カフェで働く日々はそれなりに充実している。そんな中に訪れた久しぶりの恋に戸惑う・・・。所蔵館:中央館桜のような僕の恋人宇山 佳佑/著(集英社)美容師の美咲に恋をした晴人は、彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になるが、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。所蔵館:中央館ミライヲウム水沢 秋生/著(小学館)凛太郎は、つきあっていた女性に触れると未来が見える。しかもバッドエンディングばかり。そんな体質だから、恋愛とは無縁の大学生活を貫いていた。大学2年の大晦日の夜、花火を見に出かけた同級生にキスされた瞬間、凛太郎はとんでもない未来を見てしまう。所蔵館:中央館ラストは初めから決まっていた小手鞠 るい/著(ポプラ社)岡大の教室から巣立って、聖徳太子ゆかりの地、奈良・王寺町へ飛んでいったことり。「恋人の聖地」で、ことりを待ち受けていたのは・・・。所蔵館:中央館 野田館ありふれた愛じゃない村山 由佳/著(文藝春秋)藤沢真奈は銀座の老舗真珠店でチーフマネージャーとして働き、私生活では優しい年下の貴史と半同棲中。仕事で訪れたタヒチで、かって熱烈に愛した男・竜介に再開する。所蔵館:中央館 高尾野館中高生におすすめ恋愛小説恋する気持ちや恋愛模様が描かれる「恋愛小説」。今しかない青春時代を過ごす中学生と高校生にとって、涙せずにいられない感動作品や”胸キュン”シーンを楽しめる本も人気です。そんな本を一部紹介します。僕は何度でも、きみに初めての恋をする。沖田 円/著(スターツ出版)両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る—。所蔵館:中央館大正浪漫NATSUMI/著(双葉社)時翔のもとに届いた不思議な手紙。大正を生きる千代子が書いたものらしい。思いかけず始まった”文通”で距離を縮めるふたりだったが—。令和と大正、時を超えた恋の行方は?夜遊びコンテスト大賞受賞作品。YOASOBI『大正浪漫原作小説』所蔵館:中央館100万回生きたきみ七月 隆文/著(KADOKAWA)美桜は100万回生きている。さまざまな人生を繰り返し、今は日本の女子高生。終わらぬ命に心が枯れ、何もかもがどうでもよくなっていた。あの日、学校の屋上から身を投げ、同級生の光太に救われた瞬間までは。所蔵館:中央館アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?青谷 真未/著(ポプラ社)佐藤真白は、義肢のリハビリ専門病院で事務スタッフとして働いている。外見が生身の女性と寸分違わぬ精巧さで作られているが、実はある研究機関から送り込まれたアンドロイド。ある日、青年に声をかけられて・・・。所蔵館:中央館君がいて僕はいないくらゆい あゆ/著(集英社)双子の緒都と瑚都。僕が好きなのは瑚都のほう。小6からずっと彼女を想い続け、大学受験に落ちたその日、僕は衝撃的な事実を知る。絶望した僕は「自分がいない」パラレルワールドに飛ばされてしまい・・・。所蔵館:中央館恋愛問題は止まらない吉野 万理子/作(小学館)恋はワクワクする遊園地みたいなもの!「野球部員は、来週までに髪を丸刈りにしろ!」と監督が指令を出したという噂が流れた。理由は、恋愛がらみらしい。そんな・・・・・・あの憧れのカレが丸刈りなんて、絶対に許せない!所蔵館:中央館両想いになりたいもえぎ 桃/作(講談社)中学生だけどプロのイラストレーターのスピカは、親友の那由多に恋してる。だけど、突然、那由多は同じクラスの晴野ふわりさんの生徒会選挙の推薦人になると言い出した!?所蔵館:中央館一ノ瀬ユウナが浮いている乙一/著(集英社)幼馴染のユウナを水難事故で亡くしてしまう。廃人状態の日々が続いた大地だったが、ある日ユウナのお気に入りだった線香花火に火を灯すと、ユウナが浮かんでいた。彼女に会うため、伝えていない気持ちを抱えながら僕は何度も線香花火に火をつける・・・。所蔵館:中央館真夜中の底で君を待つ汐見 夏衛/著(幻冬舎)家族や友達といるより、喫茶店のアルバイトが好きな17歳の更紗。アイスコーヒーだけで閉店まで粘る常連客の「黒縁さん」。おしゃべりが苦手な二人が、店以外で偶然出会ったのは夜の公園だった。お互いの連絡先も知らないまま始まった特別な時間・・・。所蔵館:高尾野館チョコレートのお菓子を作ってみよう初めて作る方、気になるレシピで作ってみたい型、手に取ってみてはどうでしょうか。板チョコでつくるお酒によく合う 大人のほろ酔いチョコレート高橋 里枝/著(誠文堂新光社)市販の板チョコを身近な食材を使って、お酒入り、もしくはお酒と合わせることを想定したチョコレートのレシピを紹介しています。所蔵館:中央館3・5・7ステップでできる! 憧れのゴージャスチョコレシピ木村 幸子/著(主婦の友インフォス情報社)すべて3・5・7ステップで作れる、簡単なのにゴージャスに見えるとっておきチョコレートレシピを紹介しています。所蔵館:中央館小さなパティシエのためのお菓子BOOK1 あこがれのチョコレートレシピ松本 美佐/著(教育画劇)チョコムース、チョコチップクッキー、ガトーショコラなどのレシピを、所要時間や難易度を示すマークとともに紹介しています。また、ラッピングの仕方も掲載されています。所蔵館:中央館思わずつくりたくなる極上のチョコレートレシピ生活実用シリーズ(NHK出版)ジャン=ポール・エヴァン、横溝春雄、日高良実、渡辺麻紀の4人がチョコレートレシピを紹介しています。所蔵館:高尾野館パリのチョコレートレシピ帖多田 千香子/著(風鳴舎)おうちにあるいつもの道具と材料で簡単に美味しいパリ仕込みの素敵なレシピを紹介しています。所蔵館:高尾野館プレゼント前日でも間に合う! 手づくりチョコ下迫 綾美/著(枻出版社)はじめてでも、材料の購入から、お菓子作り、ラッピングまで、失敗せずに前日からの準備でも間に合うチョコレートブックです。所蔵館:高尾野館香り高い焼き菓子 大人のBAKE萩田 尚子/著(誠文堂新光社)甘さ控えめ、コーヒーや紅茶が好きな人だけでなく、お酒好きにもおすすめです。これまでにない味と香りが楽しめる”大人のベイク”ぜひ作ってみて下さい。所蔵館:中央館
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    2022年8月~12月
    12月 テーマ:映画化12月のテーマは「映画化」です。12月1日「映画の日」にちなんで、映像化された原作本を紹介いたします。桐島、部活やめるってよ朝井 リョウ/著集英社 バレー部のキャプテン、桐島が部活をやめるらしい…そのニュースが地方高校の校内を駆け巡ります。 菊池宏樹、小泉風助、沢島亜矢、前田涼也、宮部実果、部活も校内での立場も異なる5人の生徒たちにも小さな波紋が広がっていき… それぞれの物語が少しずつ重なり合う青春群像劇です。所蔵館:中央館 野田館朝井リョウさんのデビュー作にして第22回小説すばる新人賞受賞作。2012年に映画化。若干小説と内容は異なりますが、映画も第36回日本アカデミー賞 最優秀作品賞ほか、多数の賞を受賞しています。護られなかった者たちへ中山 七里/著NHK出版  仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。 三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。そんなときに、捜査線上に浮かび上がったのが、数日前に出所した一人の元模範因。 男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か。 なぜ、三雲はこんな無惨な殺され方をしたのか?誰が被害者で、誰が加害者なのか。 本当に”護られるべき者”とは誰なのか・・・。所蔵館:中央館 野田館震災から数年後の仙台市を舞台にした連続殺人事件を巡り、日本の社会福祉制度「生活保護」についていろいろ考えさせられる社会派ミステリです。2021年に映画化されました。天地明察冲方 丁/著KADOKAWA 江戸時代、これまで使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。碁打ちの名門に生まれた安井算哲(のちの渋川春海)は、本職よりも算術や星を眺めることに没頭していた。ある日、会津藩主・保科正之に命じられ、全国の北極星の緯度を測る旅に出ることに…。志半ばで亡くなってしまった仲間の意志を継ぎ、改暦の決意をしたものの、正しいと信じた暦では正確に日食を当てられず、参考にした暦自体に間違いがあるのではと思い至る。所蔵館:中央館 高尾野館挫折と失敗を繰り返しながらも算術と天文学をこよなく愛した渋川晴海が天に挑み、人生をかけて改暦を成し遂げるまでの壮大なストーリが描かれている本作。第31回吉川英治文学新人賞、2010年本屋大賞受賞。2012年に実写映画化されました。ハケンアニメ!辻村 深月/著マガジンハウス 伝説の天才アニメ監督・王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』は、プロデューサー・有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー・行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員・・・。 誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと事件を起こしていく。所蔵館:中央館 野田館アニメ制作に情熱を燃やすクリエイター達のお仕事小説。三章それぞれの女性を中心に物語が描かれています。2015年に第12回本屋大賞で3位受賞。2019年に舞台化、2022年5月に実写映画化されました。舟を編む三浦 しをん/著光文社  玄武書房に勤める馬締(まじめ)光也は、営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』を編む仲間として辞書編集部に迎えられる。 定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。 個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。 しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのかーー。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館辞書作りに情熱を注ぐ人々のひたむきな姿と人間模様を描いた『舟を編む』には、味わい深い台詞や名言がたくさん登場します。2012年本屋大賞1位、第37回日本アカデミー賞で作品賞など受賞し、アニメにもなりました。11月 テーマ:芸術(美術・音楽)11月のテーマは「芸術と音楽」です。美術と音楽をテーマにした本を選びました。彼女の色に届くまで似鳥 鶏/著KADOKAWA 画廊の息子で幼い頃から画家を目指している緑川礼は、美術展の公募にも落選続きで、画家としての一歩も踏み出せず、冴えない毎日を送っていた。 ある日、礼は学校の絵画損壊事件の犯人にされそうになる。その窮地を救ってくれたのは、無口で謎めいた同学年の美少女の千坂桜だった。桜は有名絵画をヒントに事件の真相を解き明かす。所蔵館:中央館 絵画をヒントに美術にまつわる事件の謎を解いていく、アートミステリーの連作短編集です。羊と鋼の森宮下 奈都/著文藝春秋 高校生だった外村(とむら)は、学校の体育館で調律師の板鳥(いたどり)に出会います。 板鳥が調律したピアノの音に森の匂いを感じ、魅せられた外村はピアノの調律師を目指します。 外村の調律に対する真摯な姿勢、ピアノに関わる多くの人に支えられながら成長していくさまが、静かで安らかな筆づかいで描かれています。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館森の匂い、音、情景が浮かび上がってきそうな美しい文章が心地よい作品です。風に恋う額賀 澪/著(文藝春秋) 中学3年間吹奏楽に打ち込んできた茶園基は、憧れていた吹奏楽部の強豪校・千間学院高校に進学する。しかし、吹奏楽部のかつての栄光は見る影もなくなっていた。 そこへ、黄金時代の部長だったレジェンド・不破瑛太郎がコーチとして戻ってきて、あろうことか3年生たちを差し置いて、1年の基を部長に指名する。所蔵館:中央館 高尾野館全日本吹奏楽コンクールへの切符を手に入れるため奮闘する生徒とコーチとの葛藤を描いた部活小説です。アノニム原田 マハ/著KADOKAWA ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港に建築家である真矢美里は七人の仲間とともにオークション会場へ潜入していた。 一方、アーティストを夢見る高校生・張英才に謎の窃盗団〈アノニム〉がある意図をもって接触してくる・・・。所蔵館:中央館 高尾野館香港を舞台に盗まれた名画を盗み返す謎の窃盗団アノニムと高校生アーティストが繰り広げるアートエンターテイメントです。線は、僕を描く砥上とがみ 裕將ひろまさ/著講談社 両親を交通事故で亡くし、からっぽで無気力な大学生活を送っていた青山霜介は、展覧会設営のバイト先で偶然、水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。水墨画の感想を聞いた湖山は、霜介の観察眼を気に入り、その場で内弟子にすることを宣言。反発した湖山の孫・千瑛と翌年の「湖山賞」をかけて勝負をすることになってしまう。無気力だった霜介は、初めての経験に戸惑いながらも次第に水墨画の世界に惹かれ、自分を取り戻していく。所蔵館:中央館自分自身と向き合い、白と黒で描かれる絵に「命」を吹き込んでいく霜介の成長に心打たれる青春・芸術小説です。(2022年10月映画公開)碧空(あおぞら)のカノン福田 和代/著光文社 航空自衛隊航空中央音楽隊に入隊した鳴瀬佳音(なるせかのん)は、アルトサックスを担当し定期演奏会などの任務に向けて練習に明け暮れる。そんな中、彼女の周りに起こった数々の不思議を仲間とともに謎を解いていく。所蔵館:中央館自衛隊の音楽隊を舞台に、音楽を絡めて、ラブコメ要素や日常にあるミステリー、音楽隊の歴史を学ぶ要素も含まれており、多方面から楽しめる作品です。現在シリーズ3冊目でています。手に取っていかがでしょうか♪油絵は謎をささやく翔田 寛/著(KADOKAWA) 日本文化史の准教授・小宮山香織のもとに、教え子から山形の実家が所有する油彩画に、贋作の疑いがかけられ、真贋を見分けてほしいと依頼される。 明治期を代表する洋画家・高橋由一が描いたとされる《隧道図(ずいどうず)》は、真筆に近い特徴を持ちながら、いくつかの謎があった。真贋を調べるうちに、描画当時の事件が鍵をにぎることに気づいていく。所蔵館:中央館1枚の油絵を巡るミステリー。明治時代の背景と事件の謎解きが絡んだ小説です。10月 テーマ:ミステリ― 10月のテーマは「ミステリー」です。 ミステリー小説(推理小説)は、読者も一緒に犯人や動機、犯行方法など事件の謎を推理し物語が進むごとに伏線が回収されていく様子が、ワクワク感やドキドキ感を呼びます。 秋の夜長にじっくり読んでみてはどうでしょうか。さよならドビュッシー中山 七里/著宝島社 遥はピアニストを目指す16歳。 資産家の祖父と従姉妹とともに火事に遭いますが、かろうじて一人生き残ります。 全身大やけどを負いながらもコンクール優勝を目指し、ピアニスト岬洋介を師に猛レッスンに励む遥。 しかし、遥を狙う不穏な出来事が起こりはじめ、やがて殺人事件がおき… 犯人は?そして遥は果たしてコンクール優勝なるのでしょうか…?所蔵館:野田館「どんでん返しの帝王」との異名を持つ中山七里さんの描く極上のミステリーを味わってください。※第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作です。下北沢インディーズ岡崎 琢磨/著実業之日本社 音楽雑誌で、インディーズバンドを発掘するコラム連載を任された新人編集者の音無多摩子は、優れた耳を持つという下北沢のライブハウスのマスター・五味淵龍仁の紹介でバンドマンたちを取材する。 しかし、思いがけない事件に巻き込まれ……。所蔵館:中央館新人音楽雑誌編集者が、ライブハウスなどで起きた事件をマスターの助けで解決していく話です。音楽とライブハウスが好きな方、そうでない方も読んでみてはいかがでしょうか?五つの季節に探偵は逸木 裕/著KADOKAWA 高校2年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼され、担任を尾行する。やがて、みどりは隠された”人の本性”を見ることに喜びを覚える。所蔵館:中央館友達を失ってでも人の本性を暴かずにいられない少女が、探偵になって解き明かした5つの季節の事件の連作短編集です。ダークな話が好きな方にはおすすめです。※第75回日本推理作家協会賞<短編部門>受賞作品です。黒牢城米澤よねざわ 穂信ほのぶ/著KADOKAWA 本能寺の変より4年前。織田信長に謀反を起こした有岡城主・荒木村重。彼は、黒田官兵衛を殺さずに土牢へ幽閉しますが、籠城する村重は刻一刻と追い詰められて…。 そんな中、城内で不可解な殺人事件が起き、謀反の気配が出始めます。村重はその都度土牢に降りて行き、官兵衛の意見を求めます。所蔵館:中央館 高尾野館歴史小説×安楽椅子探偵と融合した歴史ミステリーです。歴史小説が苦手な人もぜひ読んでみてはどうでしょうか。※安楽椅子探偵=事件現場に行かず、事件の情報を関係者から聞いたりするだけで事件を解決してしまう探偵や形式のこと。時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2大山 誠一郎/著実業之日本社 難事件に頭を悩ませる新米刑事は、美谷時計店の店主・時乃にアリバイ崩しを依頼する。 湖に沈められた車のアリバイ、パーティ出席者500人が証人となった政治家のアリバイ、容疑者の親族3人がもつ鉄壁のアリバイ・・・・・・。 時乃の推理はいかに?所蔵館:中央館テレビドラマ化された『アリバイ崩し承ります』に続く2巻目。謎解き小説の楽しさを堪能できる一冊で、ミステリー初心者にもお薦めです。夢幻花東野 圭吾/著PHP研究所 庭で大事に育てていた黄色い花が咲いた数週間後、祖父が何者かに殺害され、花が盗まれた。第一発見者である孫の梨乃は、花の存在を知られてはいけないと祖父から言われていたが、事件の手掛かりを探すため花の写真をブログにアップすることに…。 それを見て近づいてきたのは、身分を隠した警察庁のエリート・蒲生要介だった。梨乃は、ひょんなことで知り合った要介の弟・蒲生蒼太とともに、花の謎と事件の真相解明に乗り出す。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館追い求めると身を滅ぼすと言われている絶滅したはずの黄色い花。最後までページをめくる手が止まらない、禁断の花をめぐる長編ミステリーです。ヴィンテージガール 仕立屋探偵桐ケ谷京介川瀬 七緒/著講談社 東京の高円寺南商店街で小さな仕立屋を営む桐ケ谷京介は、偶然テレビの公開捜査番組を目にした10年前に起きた少女殺害事件で、遺留品として映し出されたデザインが時代遅れ過ぎるワンピースが京介の心を捉える。 京介は、同じ商店街にあるヴィンテージショップを1人で店を切り盛りする水森小春と共にワンピースから事件解明に繋がりそうな事実を探し出すが・・・。所蔵館:中央館 美術解剖学と服飾で学んだ知識で、被害者の着ていた衣服から、犯人を割り出すという視点で解決していく物語です。シリーズ2冊あります。9月 テーマ:スポーツ9月のテーマは、「スポーツ」です。日差しが柔らかくなり過ごしやすい気候になる秋は「スポーツの秋」とも言われています。スポーツが好きな方、普段はあまりスポーツしない方にも楽しんでいただけるようなおすすめの本を紹介します。アスリーツあさの あつこ/著中央公論新社 結城沙耶は中学2年で出場した全日本中学陸上県大会100メートルハードル女子決勝で転倒し、失意のうちに陸上部を退部します。 親友の松前花奈に誘われ、広島の進学校・大明学園高校へ入学し、射撃部に入る沙耶。 初めて構えるビームライフルの重さに驚き、個性豊かな先輩たちに励まされ、童顔の監督・磯村辰馬の指導を受けつつ、未知の競技に戸惑いながらも花奈とともに励みます。所蔵館:中央館 高尾野館少女たちの喜怒哀楽が渦巻く心震える青春物語です。あと少し、もう少し瀬尾 まいこ/著新潮社刊  陸上部部長の桝井は中学最後の駅伝大会で上位に入り県大会出場を目指していました。ところが、頼りにしていた顧問の先生は異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師の上原先生。メンバーも足らず、まずはメンバー集めから。 部長の桝井をはじめ、気の弱い設楽、不良の太田、頼まれると断らないジロー、芸術家ぶった変わり者の渡部、後輩の俊介。個性的な寄せ集めメンバー6人で襷をつなぎます。果たして県大会出場なるのでしょうか…?所蔵館:中央館 高尾野館 野田館大人だけでなく、中高生にもおすすめしたい一冊です。向かい風で飛べ!乾 ルカ/著中央公論新社 沢北小学校の転校生として寂しい日々を送ってきたさつきは、同じクラスの天才スキージャンパー・理子の美しいジャンプに魅せられ、「一緒にジャンプやらない?」とその笑顔に導かれ、ジャンプ少年団に入ります。 瞬く間にジャンプにとりつかれ、ジャンプの神さまに愛されていくさつき。一方、さつきに追いつかれる恐怖と身体的変化からスランプに陥っていく理子。所蔵館:中央館ライバル二人の、お互いがお互いを必要としながら成長していく女の子の成長物語です。タスキメシ額賀 澪/著小学館 陸上部で長距離選手として活躍していた眞家早馬は、右膝に大けがを負い、長くリハビリに励んでいた。そんな中、たった一人で料理実習部として活動している井坂都と出会ったことをきっかけに、徐々に料理に目覚めていく。 同じ陸上部の弟・春馬、部長の親友・助川、ライバル校の藤宮らは、早馬が競技に戻ってくることを切実に待っている。しかしそれとは裏腹に、早馬はどんどん競技から離れていく。所蔵館:中央館 高尾野館箱根駅伝を夢見て、長距離走に青春を捧げる早馬・春馬兄弟。怪我による挫折、友情、兄弟愛、料理が詰まった青春小説です。凜の弦音(つるね)我孫子 武丸/著光文社 主人公の篠崎凜は、中学から始めた弓道にひたすら打ち込む高校1年生。 そんな凜は師匠の家で、男が殺された事件に巻き込まれ、その謎を見事に解決した。 いつの間にか「弓道名人は名探偵」と校内新聞で取り上げられ、凜の動画はネットで「天才弓道美少女」と評判になるが・・・・・・。所蔵館:中央館友達との関係に悩み、自分に悩み、ライバルの登場に悩み、なによりも弓道に悩むひとりの少女の成長を活き活きと鮮やかに描く青春ミステリーです。8月 テーマ:夏8月のテーマは、「夏」です。暑い夏は涼しい場所でのんびり小説を読んでみてはいかがでしょうか。ななみの海朝比奈 あすか/著双葉社  ダンス部の仲間、文化祭、アルバイト、彼氏、受験勉強…忙しくも充実した高校生活を送るななみ。 明るくふるまうななみには同級生には言えない秘密がありました。 悩むこと、落ち込むことを乗り越えながら成長していくななみが高校三年の夏、選択した未来とは…?所蔵館:中央館 野田館 新たな世界にはばたこうと奮闘するななみを応援したくなります。現役の高校生にも、かつて高校生だった大人の方にもおすすめしたい一冊です。四畳半タイムマシンブルース上田 誠/原案 森見 登美彦/著KADOKAWA クーラーのリモコンが壊れて絶望していた「私」の目の前にタイムマシンが現れた。後輩の明石さんたちと涼しさを取り戻す計画を立て、悪友どもを昨日へ送り出したところでふと気づく。 過去を改変したら、この世界は消滅してしまうのでは・・・・・・!?所蔵館:中央館 高尾野館気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と「私」のひそかな恋の行方は?夏休みの空欄探し似鳥 鶏/著ポプラ社  クイズ・パズル研究会に所属する高校2年生の成田頼伸(ライ)。クラスでは同じ名字でダンス同好会に所属する人気者・成田清春(キヨ)がいるため、「じゃない方」と呼ばれています。 「役に立たない」ものが好きなライと、「役に立つ」ものが好きなキヨ。これまで仲良くなることのなかった2人は、夏休みの間、ひょんなことから、ある姉妹の謎解きを手伝うことになります。所蔵館:中央館 野田館彼らとともに謎解きに参加している気分が味わえます。すべての謎が明かされた時、切なさと温かさが胸を満たす、ほろ苦い青春恋愛ミステリーです。あの夏、二人のルカ誉田 哲也/著KADOKAWA 離婚して東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、近所に「ルーカス・ギタークラフト」という店を見つける。 店主の乾は、ギターだけでなく日用品の修理も行う変わり者。 彼と交流するうち、遥は高校時代の夏を思い出していく。 一方、高校生でドラマーの久美子は、クラスメイトの翔子、実悠、瑠香とともにバンドを始動させる。所蔵館:中央館 高尾野館バンドを組む女子高生たちと、三十代の男女の物語がクロスオーバーする青春物語です。音楽が好きな方や青春をもう1度体験したい方におすすめです。夏の体温瀬尾 まいこ/著双葉社  夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で1ヶ月以上入院している。退屈な毎日に、どうしたっていらいらはつのっていく。 そんなある日、低身長のための検査入院する同学年の男子が病院にやって来た。 2人は打ち解け、楽しいときを過ごすが、一緒にいられるのは2・3日しかない。所蔵館:中央館 野田館男の子の友情に、心が温かくなるお話です。※表題作『夏の体温』など全3編を収録しています。夏休みルームはやみね かおる/著朝日新聞出版 SNSの仮想空間『ルーム』で、シロクマ探偵の助手をしている“ぼく”は現実世界では、進学塾に通う受験生。 ぼくたち、塾の特別クラスのメンバーは、受験前の最後の夏を『夏休みルーム』で過ごすことにした。しかし、楽しいはずのルームで誰かが、ぼくを殺そうとしている! 犯人は、特別クラスのメンバーなのか? それともSNSの幽霊・・・⁉︎所蔵館:中央館“真犯人”は誰?予想もしていなかった結末に驚き!※本に読み慣れていない子どものための本なので、横書きと吹き出しで読みやすくなっています。空に咲く恋福田 和代/著文藝春秋  三輪由紀(よしき)は、女性に触れると呼吸困難に陥る重度のアレルギー。 花火屋を継ぐプレッシャーと自分を追いかけ回す女の子たちから逃れるため、家を飛び出し放浪の旅に出る。 ある日、花火屋の跡取り娘・ぼたんに出会い、自信のない自分と違う、勝気な彼女に段々と惹かれていく。 夏を彩る青春恋愛のストーリーです。所蔵館:中央館恋の行方が気になる方はどうぞ。
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    2022年3月~7月
    7月 テーマ:ホラー7月のテーマは、「ホラー」です。日に日に気温が上がり、ひんやりしたものが恋しくなります。そんなときは、怖~い本を読んで、体を内側から冷やしてみませんか?かにみそ倉狩 聡/著KADOKAWA  無気力な20代の青年が海辺で拾った小さな蟹。 蟹は肉が好きでよく食べ、どんどん大きく育ちます。 やがて言葉を覚え、2人の間には奇妙な友情がめばえはじめます。 ある日、青年は衝動的に恋人を殺してしまいます。 それをきっかけに蟹の食欲はさらに増していき…。所蔵館:野田館第20回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作です。虚魚(そらざかな)新名 智/著KADOKAWA  “体験した人が死ぬ怪談”を探す怪談師の三咲(みさき)は、“呪いか祟りで死にたい”カナちゃんと暮らしている。 ある日、「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」という噂を耳にした三咲は、その真偽を調べることに・・・。所蔵館:中央館ミステリー要素も強く淡々として読みやすいです。後半のホラー要素は恐怖を感じます。夏と花火と私の死体乙一/著集英社 九歳の夏休み、五月は友達である弥生に突き落とされ殺される。弥生は自分のしたことを隠し、兄の健に相談し、二人は五月の死体を隠しながら、大人たちの追及から逃れようとする。所蔵館:中央館 幼い兄妹を、死体の「わたし(五月)」の視点で書いたホラー小説です。最後に事実が分かった時、背筋が寒くなります。おいで・・・ゾッとする怪談えほんシリーズ有田 奈央/著新日本出版社 いつでできたのかわからない公園のトイレ。 そのトイレには幽霊が出るという噂がある。 ある日、お腹が痛くなって我慢できずにそのトイレに入ってしまったボクは・・・。所蔵館:中央館読み終えると、ぞくぞくっと・・・恐怖の世界へ引き込まれる絵本です。寝る前の読み聞かせの際にはご注意を。ゴーストハント1  旧校舎怪談小野 不由美/著(メディアファクトリー。 谷山麻衣の通う高校の旧校舎には、取り壊そうとすると祟りがあるという怪奇な噂が絶えない。 学校側はこの状況をなんとかしようと、霊能関係のスペシャリストたちに調査を依頼し、“ゴーストハンター”を自称する少年・渋谷一也と助手のリンをはじめ、巫女の松崎綾子、僧侶の滝川法生、エクソシストのジョン・ブラウン、霊媒師の原真砂子が現れた。 ある日、麻衣はアクシデントでリンを怪我させてしまい、彼らたちの仕事を手伝うことに・・・。所蔵館:中央館 高尾野館 「ゴーストハント」シリーズは7巻まで揃えています。シリーズを追うごとに、ホラー要素が強くなり怖くなってきます。ミステリー要素も入っているので読みやすいです!Another2001綾辻 行人/著KADOKAWA 今年の〈もう1人〉は、誰ー? 始業式の日、夜見山北中学校三年三組で座席がひとつ足りなければ、それは〈死者〉がまぎれている証。生徒たちは〈対策〉をとることを迫られる。そうでなければ、生徒と関係者が次々と無残な死を遂げてしまう。記憶と記録を改ざんされ、誰が“死者”かわからないまま、〈災厄〉と呼ばれるそれに・・・。所蔵館:中央館 高尾野館単体で読んでも愉しめますが、前作の『Another』と『Another2エピソードS』を読んでから『Another2001』を読むともっと愉しめます。6月 テーマ:結婚6月のテーマは、「結婚」です。6月といえば、6月の花嫁・6月の結婚を意味する”ジューンブライド”が思い浮かびます。結婚について考えてみる・・・そんな本を選びました。末ながく、お幸せにあさの あつこ/著小学館 九江泰樹(やすき)と瀬戸田萌恵(もえ)の結婚披露宴が開かれていました。 新郎新婦と深い繋がりのある出席者は、様々な思いを抱えて、お祝いの言葉を贈ります。所蔵館:中央館読み終えたころには、改めて家族からの愛や、夫婦になることについて考えさせられます。同潤会代官山アパートメント三上 延/著新潮社刊 関東大震災でたった一人の妹を亡くした八重は、妹の婚約者だった竹井と結婚することに・・・。 二人は最新式でモダンな造りの代官山にある同潤会アパートに住み始めます。やがて娘が生まれて、娘から孫が生まれて、孫からひ孫へ・・・。所蔵館:中央館四世代の家族の絆と温かさを感じる物語です。政略結婚高殿 円/著KADOKAWA 政略結婚で加賀大聖寺藩主前田家に嫁ぎ、家を支えていく勇(いさ)。コンパニオン・ガールになった加賀藩の分家・小松藩の子孫である万里子(まりこ)。旧華族出身で“華族女優”で売り出していく花音子(かのこ)。 江戸から昭和まで約百二十年にわたる、今より不自由だった時代に、たくましく懸命に生きた三人の女性の物語です。所蔵館:中央館 高尾野館 彼女たちの生き方に圧倒されます。大河ドラマが好きな方にもおすすめです。明日は結婚式小路 幸也/著祥伝社  挙式を明日に控えた信用金庫勤めの井東春香と、パン屋の息子でデザイナーの細井真平。 それぞれの家族の視点で綴られた結婚前夜。所蔵館:中央館 野田館読み終えたらほっこりと幸せな気持ちになります。4・5月 テーマ;旅と食べ物4月と5月のテーマは、「旅」と「食べ物」です。読んで旅したくなる、旅した気分になる。または、美味しい食べ物に出会う、食べたくなる…そんな本を選びました。風のベーコンサンド 高原カフェ日誌柴田 よしき/著文藝春秋 菜穂は東京の出版社で働いてましたが、心に傷を負い、自分の生活を変えるため、百合が原高原で「カフェ Son de vent(サンデビュー)をオープンしました。 カフェには贔屓客だけでなく、菜穂と同じように心の傷を抱えた人たちが訪れてきて、彼らのために丹精込めた料理を作り続けます。所蔵館:中央館 高尾野館ベーコンサンドをはじめ、美味しい料理にホッコリと癒されること、間違いなしです。俠飯(おとこめし)福澤 徹三/著文春文庫・文藝春秋 就職活動中の大学生・良太はヤクザの抗争に巻き込まれ、組長の柳刃を一人暮らしのアパートに匿うことに。 不健康な食生活をしていた良太を見兼ねた柳刃が料理を作るようになって・・・ 柳刃の作る美味しい料理とうんちく、「仕事」や「人生」に対する厳しくも心に響くアドバイスは少しずつ良太を変えていきます。所蔵館:野田館現在、野田図書館では1~10巻まで(2025年1月時点)所蔵していますので、ぜひ読んでみて下さい。ただし、お腹が空いてくるので要注意!まずはこれ食べて原田 ひ香/著双葉社 学生時代の仲間同士で起業した4人組の医療系ソフトベンチャー企業。仕事も軌道にのり、毎日忙しく食事も不規則で、掃除もままならくなり、だんだん4人の関係にも影響がではじめる。 そんな状況を改善しようと家政婦に来てもらう事になり、温かい食事と清潔な部屋に、荒んでいた社員は元気を取り戻し、良好な関係を取り戻していく・・・。所蔵館:中央館 野田館美味しい料理だけでなく、人生の酸っぱさ、甘さをとことん味わえる物語です。最高のアフタヌーンティーの作り方古内 一絵/著中央公論新社 アフタヌーンティーに関わる仕事を夢見て、桜山ホテルに入社した遠山涼音は、7年目にして憧れのアフタヌーンティーチームへ異動になりました。 企画に悩む涼音は、お客様、先輩、そしてパティシエの隠れた努力を垣間見ることで、自分なりの「最高のアフタヌーンティー」を考えていきます。所蔵館:中央館 贅沢なアフタヌーンティーを食べたくなる本です♪みかんとひよどり近藤 史恵/著KADOKAWA フレンチレストランのシェフ潮田は、ジビエを扱った料理をするため猟を始めます。しかし、猟の途中で遭難してしまい、無愛想な猟師の大高に助けられます。 山奥の小屋で自給自足に近い生活を送っていた彼に、仕留めた獲物を店で出せるように納品してもらえないかと交渉しますが、あっさりと断られてしまい・・・。所蔵館:中央館 高尾野館ジビエを中心に、美味しそうな料理や、命をいただくことの大切さを学べる、大人の成長物語です。えきべんとふうけいマメイケダ/著あかね書房 駅弁を買った人につられて電車に乗ったお醤油の魚。 ガサゴソ…パッチン! 音がした方へ行ってみると、美味しそうな駅弁がありました。 流れる車窓の風景に見とれていたら、ガサゴソ…パッチン! また音がしました。 今度はどんな駅弁があるのかな?所蔵館:野田館ページいっぱいに描かれた美味しそうな各地の駅弁と車窓の風景。電車の旅に出たくなる絵本です。インスタント・ジャーニー田丸 雅智/著実業之日本社 一冊に18篇で紡がれた、ちょっとした旅行気分を味わえるショートショートストーリーです。所蔵館:中央館どのオチもなかなかの味わいで面白い作品集です。気分転換に読んでみてはいかがでしょうか。夢より短い旅の果て柴田 よしき/著KADOKAWA 大学生になったばかりの四十九院香澄(つるしいんかすみ)は、”ある人物”を探すため鉄道に興味がないのに、鉄道同好会に入会します。 急行能登、飯田線、沖縄都市モノレールゆいレール、いくつもの路線、いくつもの駅でさまざまな人との出会いを経験し、徐々に鉄道に惹かれ香澄自身の心にも変化が生まれていきます。所蔵館:中央館物語を読むうちに路線を旅する気分を味わえます。鉄道好きはもちろん、鉄道に興味がない人も楽しめる本です。ひとり旅日和秋川 滝美/著KADOKAWA 人見知りで要領が悪く、仕事でも失敗ばかりの日和(ひより)。 自分にこの仕事は向いていないのではないかと悩んでいると、社長に「ひとり旅してはみては?」と勧められ、気が進まないながらもまずは日帰りができる熱海へ行くことに。 様々な観光地を訪れたり、出来立てのゆで卵や干物の味に感動したり、さらに思わぬ出会いまで!? だんだんとひとり旅の楽しさに気づいた日和は、仙台や金沢、博多まで足を運ぶようになります。 そして少しずつ成長していき、それは仕事にも影響して・・・。所蔵館:中央館本に出てくるご当地のグルメはどれも美味しそうで、食べたくなること間違いなし!きっと旅に出たくなるはずですよ♪※こちらのシリーズでは2025年1月現在、第5巻まで所蔵してます。ときどき旅に出るカフェ近藤 史恵/著双葉社 平凡で、何も起こらなさそうな日常をすごしている瑛子が近所で出会ったカフェ。 店主はかっての同僚・円(まどか)で、旅先で見つけた美味しいものを店で出しています。所蔵館:中央館 野田館ちょっとした事件が起こったりしますが、優しく解決します。読んだ後はとても心温まる気持ちになります。出てくるメニューはめずらしく、聞いたことがないものがほとんどですが、想像するのも楽しいですよ!
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    2022年 特集編
    2022年3月~12月まで、Instagramで紹介された特集おすすめの本の紹介です。(書影なし、一部書影あり)暑い夏に冷たいものはどうですか?夏はひんやりした飲み物や食べ物が恋しくなる季節です。おうちカフェで冷たいドリンクやデザートなどを楽しむのはいかがでしょうか。ほんとうにおいしいから、作ってほしい。50のアイスクリームレシピ小田川 さなえ/著アップルミンツ添加物の入らない、自分で選んだ安心できる素材を使っておうちで作ってみよう。所蔵館:中央館豆乳でつくるアイスって、こんなにおいしかったんだ!濱田 美里/著成美堂出版卵・佐藤・乳製品を使わないヘルシーなアイスクリームを作ります。カロリーが気になる方はどうぞ。所蔵館:中央館フォトジェニック!アイスドリンク旭屋出版編集部/編旭屋出版全国人気カフェの写真映えするアイスドリンクが大集合!カフェのようなすてきなドリンクがおうちで作れます。所蔵館:中央館おうちで作るアイスケーキ岡本 ゆかこ/著河出書房新社アイスクリームを使ったケーキ・パイ・タルトなど美味しいレシピが載っています。所蔵館:中央館アレンジ&クリエイティブアイスコーヒー旭屋出版CAFERES編集部/編旭屋出版アイスコーヒーをシロップやフルーツ、クリームなどの素材でアレンジを加えたレシピが満載です。コーヒーが好きな方はどうぞ所蔵館:中央館人気カフェで評判のアイスドリンク・ホットドリンク旭屋出版アイスドリンクだけでなくたまには、冷房で冷えた体をホットドリンクで温めよう!所蔵館:中央館冷たい麺の本みない きぬこ/著(枻出出版)ひんやりデザートやドリンクでなく、つるっとしちゃ冷たい麺を食べてみよう。所蔵館:中央館今日もかき氷蒼井 優/著(マガジンハウス)かき氷のおいしさに目覚めた著者が全国のおいしいかき氷を食べにいったお店を紹介しています。所蔵館:中央館夏休みの自由研究におすすめ夏休みも半ばになりました。みなさん、夏休みの宿題は進んでいますか?特に、自由研究!まだ、テーマが決まっていない方は、図書館へGO!※夏休みの自由研究におすすめの本を、一部紹介しています。不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ太田 さちか/著マイルスタッフ『サイエンススイーツ』とは?宝石のお菓子、溶けないアイス、層ドリンク、色の変わるムース・・・まるで科学の実験するように、お菓子を作ります。所蔵館:中央館手づくりスライムとこむぎねんどの本佐々木 有美/監訳 高橋 信夫/訳オーム社身近な材料で、スライムやこむぎねんどを作ってみませんか?「どろどろ」「べたべた」「ぐにゃぐにゃ」したスタイムやこむぎねんどの作り方が載っています。所蔵館:中央館マンガでわかるかんたん!たのしい理科実験・工作1滝川 洋二/監修岩崎書店空気を使った実験をやってみませんか?すいこまれる卵、ペットボトルで的当ゲームなど、簡単な実験ができます。所蔵館:中央館コロコロロボット野出 正和/著 古川 孝/著いかだ社紙コップ、紙皿、牛乳パックなど身近な材料でコロコロロボットを作ってみよう!とっても簡単なので、子どもが夢中になることは間違いなしです。所蔵館:中央館ダンボールでで作るおもしろ自動販売機大野萌菜美/監修(ブティック社)所蔵館:中央館しかけがおもしろい貯金箱ブティック社夏休みの工作に貯金箱はどうでしょうか?コインを入れるとしかけが動き、おもしろい貯金箱が作れます。所蔵館:中央館わかりやすい!まとめやすい!小学生の自由研究ガリレオ書房/編集永岡書店いろんな実験、観察、工作、調査などまとめています。1時間でできるものもあります。参考にどうぞ所蔵館:中央館恋愛小説バレンタインとホワイトデーの季節におすすめの恋愛小説を紹介したいと思います。胸キュン、甘々、純愛、切ない、泣ける、感動、甘酸っぱい、青春、成長、大人など様々な愛のかたちに触れてみませんか?5分後に恋の結末橘 つばさ/著 桃戸 ハル/著学研プラス 人気シリーズ『5分後に意外な結末』で恋と友情をテーマにした、3人の女子高生たちを中心に巻き起こる青春物語で、現在中央図書館に5巻まで所蔵しています。 切ないラスト、キュンとするラスト、教訓的なラスト・・・など意外な結末に「ハッ」とします。所蔵館:中央館皆さんはどんな結末が好みでしょう?ケーキ王子の名推理(スペシャリテ)七月 隆文/著新潮社刊 ケーキが大好きな女子高生・未羽(みう)は失恋の悲しみを癒すため訪れたケーキ屋で、パティシェ修行しているイケメンの颯人(はやと)に出会います。 2人は他人の恋やトラブルに巻き込まれ、お菓子の知識で鮮やかに解決していきます。所蔵館:中央館1〜7巻まで中央図書館に所蔵していますので、2人の恋の行方が気になる方は、ぜひ読んでみてください。婚活食堂山口 恵以子えいこ/著PHP文芸文庫・PHP研究所 元占い師の女将が営む東京・四谷の「めぐみ食堂」には、バツイチ、歳の差、国際結婚・・・など様々な恋の悩みを抱える男女の常連客が訪れてきます。 その常連客の恋の相談に乗るうちに、思わぬ騒動に巻き込まれてしまいます。所蔵館:中央館2025年現在、1〜12巻を中央図書館・野田図書館で所蔵していますので、様々な恋を読んでみてはいかがでしょうか。夜は短し歩けよ乙女森見 登美彦/著KADOKAWA 「黒髪の乙女」と、彼女にひそかに想いを寄せる大学生の「先輩」。 京都の町を舞台に、様々な騒動が2人を待ち受けます。所蔵館:中央館独特の文体と世界観がクセになる、ファンタジー恋愛小説です。だから私は、明日のきみを描く汐見 夏衛/著スターツ出版 おとなしくて自分を出すのが苦手な遠子は、クラスで孤立しそうになったところを友達の遥に助けてもらいます。 なんとか学校生活を送っていましたが、遥の片思い相手を好きになってしまいます。 それがきっかけで、遥との友情にひびがはいってしまい・・・。所蔵館:中央館友情と恋の行方が気になる方は、ぜひ読んでみてください!※作家の汐見夏衛さんは鹿児島出身です。わたしの幸せな結婚顎木あぎとぎ あくみ/著KADOKAWA 親にも愛されず生きてきた“美世”。 父の命令で久堂清霞と結婚したことをきっかけに人生が変わり始めます。 和風ファンタジーで結婚から始まる恋愛の物語です。所蔵館:中央館2025年現在、7巻まで中央図書館で所蔵していますので、恋の行方が気になる方は本を借りて読んでみてはいかがでしょうか。植物図鑑有川 浩/著KADOKAWA イツキとさやかのキュンキュンとする甘酸っぱいラブストーリー。 甘々すぎて読み終えたころにはおなかも心もいっぱい。 道草”紹介や美味しいレシピもついています。所蔵館:中央館 高尾野館 野田館
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  • 読みきかせおすすめ絵本リスト
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